ようやくじゃんけんの健康診断の結果を聞くことができました!
やっと、やっとだよ・・・(T_T)
レントゲンやらなんやら見せていただいたんですけど、難しい話は分かりません。
うちの先生、専門用語を多用する人なので、
は?え?と言いながらその都度話を止めて、分かりやすく解説してもらいます(笑)
結果はというと、内臓関係は全く問題なし!心臓も大丈夫!
問題は関節炎という外科的なこと。
まぁ、簡単に言っちゃうと、老化と遺伝による関節炎ということです。
(じゃんけんくんよ。キレイに並べてくれてるけどさ・・・)
じゃんけんは、前脚の肘と股関節の両方が関節炎になっているそうです。
かなり重度だよと言われました。
ただし、ラブラドールに出てくる症状の典型なので、驚くことではないとのこと。
先生の難しい話を要約するとですね・・・。
股関節形成不全というのは、
体を支える大事な股関節部分に緩みと変形が生じることで痛みが出て、
犬が自分の体重を支えきれなくなり、歩けなくなってしまう病気のこと。
肘関節形成不全というのは、
肘にあたる三本の骨のそれぞの関節が成長過程において、
成長速度やバランスが崩れた場合にいずれかの箇所に構造的異常が生じてしまい、
骨同士の噛み合わせが悪くなり、痛みが生じてしまう病気のこと。
複合的な症状をひっくるめて、肘関節形成不全というようです。
要は、先天的(遺伝)なものであると同時に、老化によるものだそうです。
元々、ラブラドールは先天的に股関節異常を持っているコが多いそうなんです。
アメリカでは、そういった遺伝を持って生まれているコを減らすために
遺伝のあるコには子供を作らせないようなコトをしているようですが、
日本ではその意識が遅かったようで、遺伝のあるコがたくさん生まれてくる現状にあるそうです。
じゃんけんも先天的な遺伝を持っていたようですが、
これは本人のせいではないので、いまさらあれこれ言ってもしかたないです。
で、結局、どうすればいいのか?という結論は、現状維持すべし!ということでした。
とにかく、体重維持と筋力を低下させないということが一番の治療だそうです。
何気ないことが1番大切だそうです。現状維持、現状維持・・・。
(眉間の皺がガンコじじぃっぽくていい!)
★色々聞いてきたことを列挙します!
ちなみにじゃんけんの現状は、今までと何も変わらず散歩に出ています。
1回の散歩時間は短くなりましたが、回数が3回から4回になりました。
朝・お昼・夕方・夜(夜は行かないこともあります)
これは意識的にしたわけではなくて、
ちょっぱーの食事を医療食に変えてから、すごくうんちをするようになりました!
おかげでダイエットに成功。
なので、ちょっぱーに合わせて回数をふやしていたらそうなったという感じです(笑)
■重度というのはかなり酷いのですか?
どんな医師が見ても、一目で関節炎だと分かるぐらい進んでいます。
正直、よく歩いてくれているなという感じです。
■11歳にしてはかなり酷いということですか?
そんなことはありません。
もっと小さいうちから症状がはっきり出てしまうコもいますから。
レントゲンデータを見る限り、3年前から形成不全が見て取れます。
その状態でここまできたんですから、じゃんけんは我慢強いのかなぁ。
■ずっと痛かったんでしょうか?
じゃんけんが喋れるならばきっと、
『なんか、前から痛かったよ』と言うんじゃないかな。
■そのうち歩けなくなるんですか?
ゆくゆくはそうなるかもしれないね。
でも老化に伴って、どのコも足が弱くなって歩きにくくなってきます。
人間も同じです。歳とともに、足腰は弱くなるものだから過敏にならなくてもいいよ。
■ハーネスを付けた方がいいですか?
まだまだそんな段階じゃないよ(笑)
自分で歩いているなら、自分で歩かせることが1番いいよ。
立つのも難しい、歩行状態がかなり酷いということではないからね。
痛みの出方にムラがあるようなので、様子を見ながら散歩時間を変えてください。
■散歩は続けた方がいいですか?
もちろん!歩かないというのは、筋肉が付かない、関節を動かさないということです。
関節炎なので屈曲の可動域が狭くなっています。
ある程度の運動を維持することは必須です。
ただし、本人の調子を必ず考慮してください。時には安静にすることも大事です。
■そういえば最近急に、上り坂を嫌がるようになりました。
坂を上るのを嫌がるなら、おそらく後足(股関節)が痛いんだろうね。
■坂道はやめた方がいいですか?
出来れば、散歩に坂道を入れてください。筋トレに最適です。
ゆっくりでも自分の足で歩くなら坂道はかなり効果的です。
少しの痛みならばじゃんけんに我慢してもらって、上ってもらいましょう。
■ボール遊びが好きで暴れまくってるんですが。
本人のやりたいことを無理に制限するのはよくないです。
痛みをあまり出すようなことがなければ、今まで通りさせてあげてください。
■1番やっちゃいけないことは何でしょうか?
寝たきりにさせることです。これが1番怖いです。
老人が骨折して入院すると老化が一気に進むのと同じです。
散歩を極端に少なくしたり、過保護になりすぎて寝たきりにさせると
足腰が一気に弱って自力で歩けなくなります。
とにかく現状維持。今まで通り、無理なく体を動かすようにしてください。
■今飲んでいるサプリを持ってきました(先生の指示でした)
これでいいと思うよ。継続して飲ませてください。
※ネイチャーベットのアースリスージとMSMを2010年から飲んでます
■サプリ飲んでても関節炎になるんですね・・・
遺伝的なものを根底からなくすのは難しいね。
人間だって病気になる時はなるから。
ただ、継続して飲み続けることで予防になったり、症状を緩和することは出来るはずだから。
このまま続けてください。
■今出来ることはなんでしょうか?
①関節に効くサプリを取ること
②体重を増やさないこと(肥満は絶対ダメ)
③適度な運動(散歩)を続けること。ただし毎日の様子で変えること。
④鎮痛剤を併用すること
⑤体(関節)を冷やさないこと
⑥爪切り・足の毛が伸びすぎないよう手入れしてやること
■鎮痛剤って体にきついんですか?
そんなことないよ。ちょっぱーのヘルニア手術後にも使っていたしね。
ただ、時々お腹を下したり、嘔吐することがあるので様子を見てください。
■鎮痛剤ってどれくらい(時間)効くのでしょうか?
1回で1日だと思ってください。
■痛みが出たら飲む?
今回は初めてなので、1週間続けて飲んでみましょう。
効果があるかをしっかり把握したいので、
歩き方の変化(痛みが楽になっているか)を観察してください。
出来れば動画を撮ってもらえると助かります。
■股関節が痛いなら、マッサージをした方がいいですか?
うーん。難しいところです。ヘタにやらない方がいいかも。
知識がないと、かえって悪化させてしまう危険もあります。
マッサージよりも優しく体全体を撫でてください(リンパを流すような感じで)。
■そうえいば待合室で、『大型犬で足がこうなるコって、珍しいですね』と言われたんですが。
(後足の足裏が見えてる状態のこと。お座り状態の足になっていなということらしい。)
別に異常ではないよ。問題なし。もしかしたら痛みがない姿勢を取っているのかもしれないけど。
気にしなくてもいいですよ。
■先生の検査報告の中にレーザー治療というのがあったんですが。
正直、まだまだレーザー治療によるエビデンスレベル(信頼度)は
低いし、即効性はないです。ただ、日本でも取り入れられるようになってきました。
■それって、人間用の遠赤外線治療と同じようなもんですよね?
まぁ、そうだね。目的はやっぱり温めるということだから。
■じゃぁ、家に持ってる遠赤外線治療器を使ってみるのもいいんでしょうか?
うーん。そうね。逆に継続して試してもらって、その効果を教えてほしい感じです(笑)
体が冷えていると人間でも関節が痛くなるし、筋肉も硬直しちゃうので。
やけどには絶対に注意しながらやってみてもいいかもしれないね。
■外科手術よりも内科治療ですよね、やっぱり。
一般的によくある症状なので、外科に踏み込むまではしなくてもいいかなと思う。
症状が酷いコの場合に手術をすることはあるけど、かなり専門的な手術になる。
じゃんけんの場合は遺伝的なもの、老化によるものの要因が大きいから
上手く付き合っていくのが1番最適だと思うよ。
■確実に悪化はしていくけれど、進行を遅らせるための努力ですかね。
まさにそうです。犬も人も一緒でしょ?
腰痛持っていても適度な運動は必要だし、どの治療方法が合っているかは
人それぞれ違うからね。
とにかくじゃんけんは今、太っているわけじゃないし、自分で歩いているし、
現状を維持をすること。
色んなことを試してみて、ベストな方法を探していきましょう。
ということでした。
じゃんけんの症状は『いわゆるよくあるもの』であって、大騒ぎしなくてもいいよとのこと。
ただ、現状はかなり悪化している状態なので、それを飼い主が自覚すること、
じゃんけんの様子をしっかりと観察してあげること。だそうです。
ちなみにじゃんけんの体はかなり小ぶりなようで、コンパクトなんだそう(26キロ)。
後ろ足の歩幅が小さいから、いわゆるモンローウォークでした。小さい頃から。
結構、先輩飼い主さんたちに指摘されてました。遺伝の関節炎持ちだねって。
ゆえに、前脚で支えてガシガシ歩いてきたので、前脚の肘に負担がかかったのかもとのことでした。
先生いわく、びっこを引いていても歩いているワンちゃんはたくさんいるでしょ?
人間も同じです。その日によって痛みが違うので、
じゃんけんが歩きたがる時は、一緒に楽しんであげてくださいとのこと。
1年でも長く自分の足で歩けるような状態を保ち続けるのが大事なんですよね。
私もヘルニアなので、自分に置き換えるとよく理解できます。
ヘルニアの手術しますか?と病院で言われたぐらいなので。拒否した!
歩くのが辛いほど痛い日もありますが、毎日のストレッチや適度な運動などで、
日常生活を送っています。
私だっておばぁちゃんになれば杖が必要になるだろうし、
車いすに乗らなきゃいけない日がくるはずです。
だからあまり大騒ぎしないで、じゃんけんの様子を見ながら生活するしかないですね。
で、夕べ早速、こんなことをしてみました。
最初は、なにー、これ!って逃げてましたけど(笑)
ネムネムモードに入った時に、そっとあててみました、遠赤外線。
ゆっくりじんわり暖かくなるんですね。
冷たかった肉球も腰を温めているうちに、ホカホカになってました。
気持ちよかったみたいで、肘のあたりもあてたんですが、
ほわ~~~~~んという顔でスヤスヤ寝ちゃったので、よかったです。
朝の体が縮こまっている時にやるのが効果的なような気がしますが、
効果があるかどうかは不明。
だけど、人間だって寒い日はこうやって膝を温めているんだから
体がほぐれて良いのかもしれませんね。
とにかく継続してみます!
まぁ、面倒臭がりの母がマメにやるとは思えませんが(-"-)
とにかく1週間、痛みどめなんかを使った効果をまた報告します!