さて、芹沢暗殺の場となった八木邸の内部です。
八木邸の見取り図は、
八木邸HPに記載されています(転写ダメなんだってー)。
それをみていただくといいんですが、自分で作りました(笑)
自分の記憶もちゃんと残しておきたかったので。
本玄関から入って、お部屋にワラワラと入り、ガイドさんからお話をしていただきます。
奥の間・中の間・本玄関は1つの部屋のようになっています。
士農工商の身分制度から、この本玄関のある棟には芹沢たちが、
現在八木邸入ってすぐの離れ(現在、和菓子屋になっている)に近藤たちが寝泊まりしていたそうです。
事件当日の配置は次のとおり。
奥の間は芹沢と愛妾のお梅、中の間には平山と馴染みの芸妓・吉栄、
本玄関には平間の馴染みである糸里が各々の部屋につい立をし、
すっかり泥酔して眠っていました。
詳細な配置は不明ですよ。ざっくり配置です。
本来ならば庭側、入口側に丸腰で寝ることはないのだそうです。
が、この日はすっかりご機嫌さんだったのか、
芹沢は庭側で寝ていたところを、庭から入ってきた土方たちに襲われます。
鴨居が低いので刀を振り上げると、そこに当たってしまうので、
縦に刀を振り落して心臓を狙ったようです。
芹沢は襲撃に気づき、床の間に置いていた刀を取ろうとしたため
心臓には刺さらなかったようですが、
お梅は首の皮一枚でつながっていたほどに、ざっくりと切られました。
平山もこの時に絶命。妾の吉栄は逃げ出し、
平間と妾の糸里も脱出し、そのまま行方をくらましてしまいます。
廊下(というか縁側)によろめきながら逃げた芹沢は、
隣りの部屋へ逃げ込みますが、置いてあった子供机(文机)にけつまずいて、
子供たちの布団の上に倒れこみます。
そこをぐっさりと刺され、息絶えました。
というお話をガイドさんからより詳しくしていただけます。
30分ほどですので、聞く価値ありです!
質問があればなんでも答えてくださいますよ。
で、八木邸のお向かいが、旧前川邸です。
ちなみにねー。あそこが古高が土方に拷問された蔵だよ。
とガイドさんが教えてくださいました(ー_ー)!!
八木邸の入口を出たら目の前に見えます。
八木邸の目の前にあります。
新選組の人数が増えたために手狭になり、お向かいさんも借りたそう。
土方は古高を後手に縛り上げて、梁から逆さ吊にしてから、
足の裏に五寸釘を打って百目蝋燭を立てて、火をつけます。。
2階には古高の足が、1階からはちょうど顔が見えていたそうです。
そして、古高の自白が引き金となって、池田屋事件へとつながっていくわけです。
この前川邸は現在、前川家とは違う方が住んでいらっしゃるので
中を拝見することはできませんが、お土産屋さんがあります。
私はささやかながら、旧前川邸の見取り図を購入。50円。
中には、近藤の愛刀である虎鉄の模造品なんぞ売っておりました。
近藤が持っていた虎鉄は贋作だという話ですけど。
しかしまぁ、壬生の一角に1時間ほどいただけで、気分は幕末でした。
観光客の方や家族ずれ、お一人様もいらっしゃったので
まだまだ人気は続いているのでしょうか。
最後にアクセスのまとめです。
壬生寺・八木邸・旧前川邸は、ほぼ同じ位置にあります。
島原は、そこから南へ15分ほどです。歩けますよ。
壬生寺への最寄駅は色々あります。
阪急なら、大宮駅(徒歩8分)→京都駅から地下鉄と阪急か、バス。
JRなら丹波口駅(徒歩10分)→京都駅から1駅:5分です
バス停なら壬生寺道駅(徒歩1分)→バスだと15~20分ぐらい。
ちなみにバス停前にお寺があるので、これを壬生寺だと思って
写真を撮りまくってた人を以前は多く見かけましたが違います~。
元祇園椰神社です。
道を入った所に旧前川邸・八木邸・壬生寺の順にあります。
ご注意を!
そしてそこから15分ほど歩いた所に島原があります。
角屋さんや島原大門ですね。
角屋さんも見学が出来るようです。今度は入ってみたいなぁ。
京都はどの施設も16時で閉まると思っていただくといいです。
京都の夜は早いのです。
そろそろ秋の紅葉の夜間拝観が始まります。
どこもすごい人でげんなりしますが(笑)、
せっかくですので足を運んでくださいね!