ふとした瞬間、状況に、
ふと以前を思い出す。




こんなときどうだった、とか。
あのとき、あぁだったなとか。




そんなつまんないぶり返しを。

まだ私は繰り返している。




うじうじして進歩のない思考の吹きだまり。





昨日思い出しながら、
人に説明したからか…。



記憶の蓋が、少しずれて漏れ出している。






記憶の漏洩とでもいうべきか。







いまのわたしからこぼれるのは、涙や後悔ではない。








ただ、寂寥感が消えない。



消えてくれないのだ。







いつの日か、
私から消えてくれるのだろうか。


それとも。
私が消えるのだろうか。