奥さんの調子が悪くて
選んだ温泉は湯岐温泉だ。
勝手知ってる温泉地なのだが
最近は和泉屋旅館ばかりに
宿泊していたので
今回は山形屋旅館に
投宿する事にした。
湯岐温泉は三軒の宿からなる温泉地。
今回宿泊した山形屋もそうだが
現役の湯治場なんですね。
湯治場は各地に沢山あるが
皮膚の病に侵された奥さんの
感じだと湯岐の湯が良いと
思ったからだった。
不感温度の単純温泉。
まあ急に旅を決めても
湯岐の宿なら当日でも
確実に受けてくれるのも
理由の一つ。
だけど温泉以外には
何も無い。
でも温泉効果があるならば
それに縋りたかった。
午後一時からチェックインが出来るけど
宿に到着したのは四時過ぎだった。
鄙びた宿。
だけど温泉って煌びやかな
宿だけでは無い。
湯が重要。
山形屋は湯だけが売りだ。
それだけ他を飾らなくても
良い宿と言う事だ。
帳場。
この感じが良いのである。
椿の花かな…。
案外花が多い宿なんです。
旅館とは思えないが
旅館なんですね。
チェックインすると
前回宿泊した部屋に通された。
帳場上の角部屋。
冷房が必要な程暑いのに
炬燵が鎮座してますが
それでもOK。
因みに冷房は600円かかります。
エアコンを使用すると料金がかかる。
暖房も同じだけど利用しなくても
夜は相当涼しい。
何故だが俺らは二間を
使用させてくれた。
エアコンに金がかかるって言っても
二食付で6000円強の宿泊代だ。
夕飯になる前に風呂に行こう。
相客は皆湯治客だ。
山形屋の以前の記事。