食事を終えると
「家族で貸切が出来る風呂」が条件。
口で言うのは簡単なのだが
結構難易度が高い。
風呂なんて大概男女別。
貸切風呂などを利用する場合は
事前予約するのが普通。
奥さんはすでに普通では無い事を
言っている訳で・・・。
こうなると山梨県の甲州街道沿いの
鉱泉宿しか選択肢は無い。
宿の性質上貸切での
利用が多いからだ。
鶴鉱泉にアポしてみると
今日は休業との事。
そうなんだよな。
ハイカーの利用が多いこの周辺の宿。
天候が悪いと湯を沸かさない。
鶴鉱泉に振られると
湯立人鉱泉しか思い出せ無かった。
アポを取ると湯を沸かしているとの事。
貸切利用するなら
贅沢は言ってられないので
湯立人鉱泉に訪れた。
ブログでも何回かアップした事があるが
まあブログの為に日常生活をしている訳でも無い。
必然的に成る事が旅だ。
名勝猿橋の近く。
甲州街道沿いと言っても良い。
葛野川沿いに建つ一軒宿。
アクセスは悪く看板すら無い宿。
雰囲気は極上である。
湯立人鉱泉に到着。
宿の前には源泉井戸がある。
その傍らには小さい祠もある。
鉱泉以外何も無い。
何も無くても良い。
何かあっても持て余すだけだ。
玄関。
民家そのものである。
これが唯一の目印。
営業中の看板。
知る人ぞ知る鉱泉宿だ。
何回も来ているが
飽きる事なんて無い。
土日祝日の午後だけの営業。
事前確認はした方が良い。
今回は先客が居たが
浴場は2つある。
その一つを貸切で利用させてもらった。
休憩込みで千円。
時間制限は得に無いが
空気を読んで帰る感じですね。
良識の範囲無いで・・・。
綺麗に掃除されている館内。
古くても清潔だ。
いつもはお客さんは居ない。
今日は地元のばあさん達が
入浴休憩中。
奥の浴場を使用していたので
今回は手前の浴場。
違いは奥と大差無い。
左右対称の浴場だから。
以前は男女別に使用していたのだろうが
今は貸切で利用させてくれる。
籠のみの脱衣所。
これぞ鉱泉宿の雰囲気は
いつ来ても良い。
循環、消毒無しで
カランからは加温された鉱泉と
非加熱の源泉が自由に足せる。
飲泉可能。
温泉分析表は無いが
真湯とはちょっと違う浴感。
匂いが違うんですよね。
温泉かどうかより
この浴場で入浴出来る嬉しさの方が
大きいですね。
透明な鉱泉。
ババアの話声をBGMに入浴。
家族で入浴した。
泉質的に娘にも負担は無い。
豪快に流れ出す鉱泉を横目に
天井を眺める。
今日はこの鉱泉来る運命だったのかも知れない。
湯立人鉱泉
住所 山梨県大月市七保町下和田646
TEL 0554-22-0622