旧内田家住宅の石像群 | 裕介のブログ

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温泉や銭湯巡りのブログですが…。
何でも記事にしてます。

井の頭公園の記事の途中だが

ちょっと休憩がてら別の記事を・・・。


以前石神井公園に家族で散策したが

その時に立ち寄った「旧内田家住宅」は

池淵史跡公園として整備されている。


旧内田家は古民家。

公園ゾーンには石神井公園周辺にあった

馬頭観音や庚申塔が移築されている。


これは非常に良い試みだと思う。

道端に放置されている地蔵がたまにあるが

まとめて公園にあればまとめて見学できるし

整備もしやすいですよね。


まずは馬頭観音から





馬頭観音と良く耳にするが

意味は非常に難しい。

端折って説明すると

仏教における信仰対象の菩薩の1つ。

観音にしては珍しく「怒」の姿なんです。


意味合いは仏教では

一般市民の無智や煩悩を排除し

悪を壊す菩薩だが。


このような意味合いも当然持ってるが

だいたいが馬の守護仏です。

でも馬に限らず例えば犬や猫が由来の

馬頭観音もあります。


要するに超簡単に書くと


「昔のペットの供養塔」みたいなものですね。

非常に簡単に書くとですが・・・。


上の馬頭観音は享和3年(1803年)造立の馬頭観音。

211年前の物ですね。






上の写真の馬頭観音。(1813年造立)





上の馬頭観音は嘉永3年(1850年)の馬頭観音。

下の台座には「白子道」と彫られていて。

左側には「新座郡片山」

「左 田なし 大山道」と彫られていた。

庚申塔や馬頭観音は道標も兼用されている

事が多い。





上の写真左の庚申塔。(1720年造立)

300年近く前の庚申塔だが良く残っているなと

石造物を見て回るのが好きな俺は

いつも感心してしまう。


写真右の庚申塔。(1841年造立)

文字のみの庚申塔だ。

だいたい庚申塔は細部のデザインが違うのが

面白いと思う。






上の写真は年代不明の道標。

古いものでしょう。






上の写真の庚申塔(1703年造立)

だいたい正面に彫られてる図柄は「青面金剛」という。

手の数や仏さんの手に持ってる物が微妙に違う。

面白いものですよね。






上の写真の庚申塔。(1818年造立)

何故かタケノコが突き刺さっていた。

お供え物がしてあったのはこの庚申塔だけでした。

文字の日付けまではっきり見えて。

「願主 木村」

「文政元年9月吉日」

庚申講をした人の名前や日付けも

はっきり見える。

だいたいが劣化していてあんまり

読み取れ無いが保存状態が良い。






上の写真の庚申塔(1727年造立)

フォルムがかっこいい。

迫力がある屋根付きの庚申塔。




上の写真の庚申塔。(1765年造立)

手に弓や刀を持ってるのが確認出来る。

多分乗っているのは庚申講における「悪いモノ」なんだろうか?

この庚申塔も非常にセンスが光る石造物だった。






力石。

たまに神社や寺にある。

殆どの人は気が付かないと思うが

祭事の際はこれを持ち上げて

力自慢をしていたものですね。





縄文時代の竪穴式住居後。

この場所にあった遺跡ですね。

穴だけ開いているだけですが

分かりやすいように丸太が建ててあります。


そんなこんなの石造物巡り。

これだけあると書くのも疲れましたね・・・。


石造物巡りは続く。




旧内田家住宅の記事。

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