この記事は随分前、娘がまだNICU(子供の集中治療室)に
居た時の話。
随分期間が空いてしまったが、書いてみようと思います。
この日は娘の病院が午前中。
それで娘の面会も終えて
妻たっての希望で、埼玉の秩父にある新木鉱泉に行って来た。
娘が退院間近だったと思う。
この宿には何回も訪れている。
宿泊もした時もあるが、この宿は立ち寄りにも
積極的に取り組んでいる。
何しろ自宅から近く、風情も湯質も良い。
秩父七湯にも数えられる埼玉の中では名湯と言ってもよいかも知れない。
俺達が夫婦二人で来た温泉は、これが最後。
以前にも記事を書いているが
以前の記事。 俺達夫婦のなかではお気に入りの湯だ.
これ以降夫婦で温泉には行って無い。
妻は
「これで子育てする踏ん切り付いた・・。 有難う・・。」
と言っていた。
まあね俺の自分の好きな事は我慢するし・・。
俺らには難病の娘が居るし・・。
贅沢は出来ないよなぁ・・・。
でも分相応で良いと思う。
程々の所の休息の場を求めればそれで良い。
多分それが丁度良い。
夫婦で二時間程時を忘れ入浴した。
とても良い時間だった。
一生忘れないだろう。
でもそれが「旅」ってもんだ。
たとえそれが日帰りだとしても。