さてラーメンを食べ終えたら秘湯である。
秘湯って案外難しい発注だ・・。
そりゃ日本全国で見れば沢山あるが
埼玉県である・・。
しかも時刻が正午ぐらいから行ける秘湯・・。
1つだけあった。
秘湯を通り越してもはやボロ宿の領域に
達してきている宿が・・。
俺は何度も行ってる鉱泉宿だが、
行くたびに鄙びが強烈にきている。
秩父7湯の最も古い鉱泉。
千鹿谷鉱泉です。
途中国道299号線に入り
一路秩父方面へ・・。
千鹿谷鉱泉のある場所は秩父市ではあるが
旧吉田町という本当に山深い場所にある。
国道299号から県道に入ると
錆びて朽ち果てている「千鹿谷温泉」の看板がある。
この看板の先は林道。
周囲は一面の森林だ。
ポツンと千鹿谷鉱泉がある。
看板に「温泉」とあったが
ここは泉温13度の鉱泉。
でもそんなのどうでも良い位の旅館だ。
事実おかみさん1人?(他の家族や従業員は見た事無い)
で営業している。
この日は雨だったもんで水は濁っていた。
こんなメモ紙が玄関先にある。
当然旅館だから宿泊もやっている。
何度か入浴に行ってるが
お客さんを俺は見た事が無い。
24時間立ち寄り入浴をやっている。
利用料金はこの棚にあるこれに入れる。
お金を入れる前が空だったんで
朝から誰も来てない証拠だ。
しかし大らかすぎる旅館だ。
床も傾いていて年季も入ってきてる。
この雰囲気に俺は惹かれるが
綺麗な宿が好きな人は辞めといた方が良い。
そんで夜みたいにうす暗い。
この奥が女湯であるが・・。
当然人の気配すら無かった・・。
おっさん2人の小旅行には
こんな鄙びた宿が丁度良い。
むしろもったいない位の「上宿」である。
続く。