おしおしおーし!「ダイヤのA」沢村栄純の活躍にワクワクが止まらない!! 努力を続ける不屈の男に感服…!その理由とは





アニメ『ダイヤのA actII』の放送や原作マンガが終わったとき、「もうアニメ続編は見られないじゃないか」と一方的に思い込み、寂しさを感じていた。……が、この春、独特の掛け声とともに、『ダイヤのA』が戻って来た!






それではということで、何度でも蘇り、何度でも立ち上がる“沢村栄純”について独断と偏見で語っていく。


 


※以下の本文にて、本テーマの特性上、作品未視聴の方にとっては“ネタバレ”に触れる記述を含みます。読み進める際はご注意下さい。


 


■「ダイヤのA」とは


『ダイヤのA』は、週刊少年マガジンに連載されていた寺嶋裕二のマンガを原作としたアニメシリーズ。捕手・御幸一也との出会いが、少年・沢村栄純15歳の人生を一変させる。己の力を試すため、仲間に別れを告げ、野球名門校・青道の扉をたたく。そこには己のすべてをかけた誇り高き球児達がいた。



この春放送の『ダイヤのA actII -Second Season-』では、青道高校野球部2年生になった沢村の活躍が描かれる。沢村は、左腕のピッチャーで夏大会からエースナンバーを託された。メンタルが強く、闘志むき出しの熱い精神力が持ち味で、青道野球部のムードメーカー。出所が見えず、タイミングが取りづらいフォームから投げる癖球を得意とする。




実は、沢村の魅力について執筆したいと自ら提案したのにもかかわらず、書き始めることに緊張してしまった。こんなことは初めてだった。「沢村の努力を軽く言語化するなんて私にはできない…!てか言語化できんのか?助けて…カネマール(金丸信二)」と弱気になっていたのだ。


 


しかし、そんな筆者を応援するように、画面から沢村の元気な声で「おしおしおーし!」と聞こえたので、それをエールとして筆者なりの「沢村栄純」を語る、いえ、語らせてください!


 


■スタートラインが違い過ぎたライバルの存在に筆者が絶望


まず沢村を語る上で欠かせないのが、ライバル・降谷暁の存在。同級生の2人は、入部当初、野球のルールも理解していないという共通点があった。しかし、あくまで共通点で、球速、体格ともにポテンシャルでは降谷が勝っていた




降谷は剛速球を見せつけ、すぐに1軍へ行き、沢村が自身の球を受けてほしいと願ったキャッチャー・御幸一也に早々に球を受けてもらっていた。野球に限らずだが、スポーツにおいて、体格差は今日明日でどうこうなるものではないし、正直、筆者が沢村だったら「無理」と絶望し、エースになることもすぐに諦めてしまっただろう。





しかし、沢村は違う、必死に食らいつき、下を向くこともしないし、エースになることも諦めない。最初こそ、自分の欲(御幸に球を受けてもらいたい)が先行していたが、監督や先輩の「甲子園」にかける思いを知り、次第に自分ができることをどんどん積み重ねていくことになるのだ。



■沢村の快進撃と評価の低さに絶句


「こんなに頑張った。降谷にも追いつけたんじゃない?」と能天気な筆者は軽く考えてしまっていたが、そうはいかなかった。沢村は、甲子園予選で敗退した責任を感じ、イップスになり、その間に降谷はどんどん先に行くのだ。


 


これほどまでに試練を与えられた主人公がいただろうかと思うと切ない(思い出すと涙で前が見えません)。でも沢村はやはり諦めない。沢村にとって、すごすぎるライバルは、「敵、いなければいい憎い存在」ではなくて、自分を見失わないようにする「道しるべ、越えなければならない壁、そして大事なチーム」だったのだ。




努力を続け、ムードメーカーを続け、イップスを克服し、新たな武器・ナンバーズを手に入れ、しっかりと自分の投球を磨いていく。筆者が特に好きな沢村の活躍回は、「ダイヤのA actII」の市大三高編。


 


春センバツで甲子園に行った後から降谷の調子が少し悪かった。監督はエースとしてマウンドに立つ降谷を代えずにギリギリまで粘り続ける。しかし、その思いも虚しく、降谷の調子は上がらず、沢村がマウンドに立つことに。


 


これまでの沢村だったら焦ってネコ目になるのだがこの回の沢村は違った。ピッチング&打撃でも大活躍。ナンバーズを手に入れてからの沢村の活躍は目覚ましいが、これまで以上の快進撃に筆者は「うわー!なにこれ!なにこれ!大活躍やん!」と叫んだし、何度見ても最高すぎる回だ。




それと同時に、沢村の評価に対する怒りも感じた。確かにエースという存在はチームにとって絶対だが、うちの大天使・沢村だってすごいんですから、しっかり評価してもらわないとこまるんですが!とクレーマーになりかけたのはここだけの話。


 


■「エースナンバー」を付けた姿に感激


沢村が「エースナンバー」を付けた。「え、私死ぬ?」と感激したことを覚えている。沢村自身もうれしかったのか、着用しているユニフォームの背番号を無理な態勢で見ようとしたり、着たまま寝たりと浮かれていている姿が、本当にかわいすぎて昇天しかけた。





なんとか持ちこたえたが、チアでスタンドから応援するよと意気込むクラスメートに「大丈夫かよ、お前。スタンド、日が照り続けているんだぞ。ベンチみたいに屋根がない分、めちゃくちゃ暑いんだぞ!スタンドなめんな!」としっかりとお説教しながらも心配する沢村。


 


その一方で、「でもありがとな。俺たちも応援に応えられるように頑張るからな」とお礼もしっかりと伝えられる男前な部分も見せつけてくる。野球部で精神的にも肉体的にも成長し、どこか余裕を持ち合わせてしまった沢村にもう敵なんかいない。無事、昇天です。


 


野球部のエースとしても、クラスメートの男子としても、格好いい沢村は「全国高等学校野球選手権 西東京代表」を決める戦いで、再び市大三高と激突する。特に痺れるのが、沢村の実力を早くから認め、連絡先まで交換し、野球談議をしている天久とのエース対決だ。





誰もが降谷を意識するのに、天久は沢村に一直線で、こちらの思ったことを代弁してくれているような気がする。「ありがとう、天久ボーイ(私の中にいた市大三高の監督より)」。





強豪校のエース・天久と、野球の知識もほぼゼロだった沢村がエースとして、投げ合うことになるなんて、誰が想像しただろうか。このまま2番手が続くのかと絶望していた沢村ファンとしては、この展開に大歓喜である。


 諦めない男・沢村がエースとして、市大三高戦でどんな活躍をするのか。沢村VS天久の投げ合いは、「ダイヤのA actII -Second Season-」第6話「お披露目」からスタート。




5月24日放送の第8話「エースの理念」では、両チーム無失点でギリギリの戦いが続く。四回表の三高の攻撃、リズムよく沢村が投げる中、ファースト前園のエラーでランナーが二塁へ。迎えるバッターは二回に続き、4番の星田。再び三高に先制のチャンスが訪れる。



テレ東系 6 局ネット毎週日曜 17時30分~、AT-X 毎週日曜21時~ほかにて放送中


※放送日時は予告なく変更になる場合がございます。


 


配信情報


放送直後よりNetflix先行配信中


ほか各配信サイトでも順次配信中


 


STAFF


原作:寺嶋裕二(講談社「週刊少年マガジン」所載)


監督:大庭秀昭