まだヴェネツィアです
落ち着いた雰囲気でさすがクリスマスの本場やね
ヴェネツィアは車禁止なので本当に静か



クリスマスマーケットは観光客むけの土産だけでなく地元民向けの海産物とか野菜とかも充実してる

店を冷やかしてるだけでおもしろい



恐らくヴェネツィアで一番ダサい服



地元民だらけのトラットリア
住宅街にポンとあったので、たぶん観光客は来ないんじゃないかな

例によってイタリア語のメニューを見て呆然としていると、隣の子連れの父親が、「英語わかる?」と優しさ丸出しで話しかけてきた。

僕はイカスミパスタが食べたかったので、そう伝えたかったのだがイカもスミも英単語が出てこない。「パスタ…」と言ったまま挙動不審になってしまった

結局ネットで検索して何とかなったのだが、足が十本のシーフードなどと我ながら訳わかんないことを口走り、大恥をかいたよ


うわ、びっくりした!

イカスミパスタ旨い!
見た目酷いけど
イカがかつて食べたこと無いくらい柔らかいぞ!
誇張抜きで餅みたいな食感!
塩加減も丁度だわ!

最高!

このトラットリアはいいぞぉ



一つ気になったのは、ヴェネツィアの運河の水は、なぜこんなきれいなのってこと

あんまし泡が立たない
船が通ってもキレイに泡が消えて、もとのエメラルド色のゼリーみたいになる
成分が日本の海水と違うんかな?


こっからヴェネツィアのメイン的存在
サンマルコ広場ラッシュ

ナポレオンが世界一美しい広場だって言ってたらしいけど

ひろい

うつくしい

絵ハガキかよ

僕は旅をしながら暇つぶしにくだらない文章を書いているのだが、サンマルコ広場でPCをひろげて書きたいという何処から来たのか分からない欲求があった

それと海鮮リゾットを食べるという二つの目標を叶えるため、適当にサンマルコ広場のあるリストランテへ入った



よし、まずはリゾットを食べよう…

うん…

あんまおいしくない…
米に芯が残っている
海鮮自体はおいしいのに、調理の腕が追いついていないという印象だ
店に入った瞬間やっちゃった感はあった
客層が観光客ばかりだし、サンマルコ広場の近くは高いだけという話もネットで見ていたからだ

店内の内装も電飾だらけでダサく見えてきた
接客も当然クソだ
ホットチョコレートが一杯無料というのも謎だ。コーヒーならともかく、なぜチョコレート?
センスの欠片もないこの店のサービスは、むしろ遠慮せず充電や居座りを堂々としてやろうという気にさせた
気を使わなくてすむというのはこの場合利点だ

ヴェネツィアでも店選びは、大事だね

そして次の日




ジョジョネタその4
サンタルチア駅前

VSギアッチョのクライマックス


ジョジョネタその5
ギアッチョがジョルノ達を追っかけた道路


イタリアのクリスマスイブはみんな買い物に忙しそう
25日と26日は祝日で買い物ができないからだと思う
僕も24日の内に夜行列車でオーストリアはウィーンへ逃げ出そうと決めた

クリスマスのウィーンはむしろ穴場らしいし

また電車の時間までカフェ巡りでもしつつ読書だ
やっと深夜特急を読み終わりそう
例のごとくあと9時間近くあるぞい



パンナコッタって旨いんだね
知らなかった

このちょい運河から離れたカフェに恐ろしく長居してしまった
オシャレ地元民が家族でリラックスしている中、あと6時間ヴェネツィアで時間をつぶさなければいけない僕は、なるべくここにいたかった
Wi-Fiがサクサクかつ、場末なので観光客がいなくて落ち着けるからだ

2時間ほど粘ると、店員と周囲の目が痛い…カプチーノお代わりじゃ間がもたない…

そこで僕はたまたま近くにあったピアノを弾いてご機嫌を伺うことにした。
いいピアノがあるね、と店員に話しかけたら

弾けるの?弾いてよ

と言われたからだ
これで迷惑なアジア人客からピエロに進化できる

あとちょっと褒められたかったのもあるし、暇すぎたのもある
次に向かうのが音楽の本場ウィーンなので景気付けも含めて

ショパンのエチュードop3を冒頭の有名なところだけ弾いた
酒が入ってれば緊張しなかったのに

まあまあ上手くいったので拍手と本場のブラボーを貰えた。
オシャレマダムにモアーモアー!といわれて嬉しかったけど、精神力の限界だった

デヘヘと卑屈な笑いを浮かべつつ僕は席に戻るのだった
これで後一時間は居れるだろ

むしろ僕がいい感じの空気を作ってやってるんですけど?的な厚かましさでかなり居座った

ヴェネツィア本島を離れて電車が来るメストレ駅に戻った
暇に任せてフラフラしていると、マックの店員にグーテンターク、とお礼を言っているブロンドの女性が居た
恐らく僕と同じ列車でウィーンまで行くのだろう、この旅で初めて聞いたドイツ語だった
グラッツェ!のシンプルな気持ちの良さとはまた違う落ち着いた響きだった

その響きから、初めてイタリアから出ちゃうんだなと実感がわきはじめた

バールでエスプレッソをカッと一息で飲み干す現地のおっさんの真似をしてみたかった…ボモドーロのパスタもカプレーゼも食ってないしな…

イタリアを離れてしまったら、別の国でパスタを食べる気にはならないだろうな
食べ物がおいしい国だった

いざウィーンへクリスマスイブの夜行列車
空いているだろうと踏んでいたのに、僕の6人部屋は満員だった

若い韓国人女性3人と
恐らくスペイン人の親子
子供は白人と黒人のハーフでとても頭が良さそうだ

韓国人女性の三人組は高校生から大学生位の若さに見えるが、日本人女性の同年代と比べるととても落ち着いて見える
貫禄さえ感じるほどだ

親子の方はキリスト教では無くイスラム教徒なのだろうな、でも母親が肌を出してるから違うな…ヒンドゥー教かな?

旅の面白いところは素性も目的も分からない団体の中にポンと独りで放り込まれることだ
部屋も狭いし、パーソナルスペースなどあったもんじゃない

僕は沢木耕太郎の深夜特急全6巻を文字通り深夜特急の中で読み終えた

初めて沢木耕太郎のとったルートを外れ、モナコではなくウィーンに向かう電車の中だった



着いたー