本日は文教福祉常任委員会を傍聴。鬼田は総務常任委員会のメンバーなので、他の常任委員会では傍聴となっております。さて今回の内容で、考えさせられたのは「タブレットの修理費用」です。


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小美玉市では、国のGIGAスクール構想に基づきまして、2021年度から小中学生に対してタブレットを配布、活用した教育を行っております。タブレットの本体費用は国が面倒見てくれますが、残念ながら修理費用は自治体の持ち出しです。


さて本年度予算に関する委員会(3月開催)にて鬼田はタブレット関係の質問を行いました。簡単にいえば、タブレットの修理費が年々増えていくことが見込まれるので、対策はどうする?という内容で、以下回答がありました。


↓質問箇所抜粋。


しかし、導入から3年が経過したこともあり、今年の修理台数は、当初想定を上回るスピードで増加しているとのこと。そこで今回、パソコン保守管理委託契約を締結して、2924.4万円を計上する旨、補正予算での説明がありました。


委託契約を締結する(7月〜予定)ことで、修理費の上限が定まり、想定される修理台数を積み上げた金額よりも、経費圧縮が可能となるとのこと。的を得た真っ当な対策だと思います。


しかしながら、当初予算1,466万円のうち、6月まで分の修理費用と、今回補正予算の2,924.4万円の委託契約料を合計すると、だいたい3,500万円前後の金額が修理のために使われるような計算が成り立ちます。


3,500万円といえば、相当な金額であり、10年で3億5,000万円となることを考えると、かなりのインパクトがあるかと存じます。


また、タブレット導入後の使用実態に関しても、現場レベルでの現状の課題がみえてきたようで、費用対効果をよくよく検討しなければなりません。


↓市のHPから引用


↓小美玉市だけではないようですね。


「壊すな、大事に使いなさい」といっても限界があるはずですし、時が経てば壊れるものです。タブレット端末教育の検証、修理費用の増額、運用や修理に関する手続き•設定等の手間等、総合的な検討を実施したうえで、次のステップに進まなければなりません。小美玉市だけの課題ではないはずですので、各自治体や国の動き等も注視していく必要がありますね。


読者の皆様、タブレット教育に関して、ぶっちゃけた話やご意見をお待ちしています。