小美玉市議会には会派制という仕組みが敷かれております。2021年に導入された、市にとっては割と新しいシステムです。


簡単にいえば、市町村区では政党の色が薄い一方で、政策や思想が近いメンバーで集まった政策集団、というような解説が無難なところでしょうか。


会派制のメリットは、集団での政策形成が可能となる、会派での視察研修を受け入れてくれやすくなる(個人ではNGの自治体もあるそう)、3人を超える会派になると議会にて会派代表質問を行える、情報が集まりやすくなり共有できる、等ございます。


一方で数の力の論理で、ポジション争いのもととなったり、いわゆる「しがらみ」ができやすい環境下に置かれるというようなデメリットも存在します。


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報告が遅くなりましたが、当選して約半年経ちまして、鬼田もいったん会派に入ってみることにしました。創生小美玉という会派です。メンバーは主に行政職OBが中心で、昨秋の選挙後に新しくできた会派です。


いろいろ考えたのですが、いまは一層の研鑽を積む時期で、特に行政というシステムやその論理•理屈を理解する必要がある、と思い勉強のために会派入りすることにしました。また今後詰めていくことになるであろう、ある政策に関して、会派長との意見が一致していたことも大きなポイントです。


なんだ、鬼田はしがらみなしじゃなかったのか?であったり、若いメンバーと組むほうがいいんじゃないか?というようなお声もあるとは存じますが、あくまで研鑽を積む場所として活用したいと考えており、今までどおり「言いたいことは言う」というスタンスは変えずにやっていきます。


若手結集も考えたのですが、横断的な若手勉強会は存在しているので、あと3年半という限られた時間のなかで、「結果責任」という政治家としての職務を全うするために、同時並行で行政への理解を深めるほうを選びました。とにかく中身のある政策をひとつでも打ち出していきたい。そんな思いです。


合わない時にはまた考えようと思っています。よろしくお願いします。