ぼくだけのもの
外に出たら雨が降ってて 傘を忘れた事に気付いて
君がいたら折り畳みでもバッグに入れておいたのかもな
使わなくなった物ばかりで
沢山溢れかえった部屋に
明かりもつけずに座り込んでは
ストーブの前で思いにふける
なにもかもがあたらしさで
包み込まれていく日々の中を
手をつないで歩いているのかな
泣いたりなんかしてないよな
君にあげたプレゼントも
ほったらかしのまま季節は過ぎていく
君が好きだった花の匂いが
今年も漂っている
運命の巡り会いだと 運命の人に出逢えたんだと はしゃいで 転んで 擦りむいた あの傷はまだ消えてくれない
ふたりでよく聴いた音楽も
ふたりでよく歌ったバラードも
ふたりでハモったあの台詞も
いつのまにか僕だけのもの
君には幸せでいて欲しいから
泣かないでいて欲しいから
この思い出は僕だけのもの
忘れられない大切なもの