NHKスーパープレゼンテーション「エリザベス・ギルバート:”天才”たちの創作法」 | TEDのすゝめ ( TED 英語 スーパープレゼンテーション 洋楽 映画 スポーツ )

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NHKのEテレ「スーパープレゼンテーション」にて今夜11時から放送
→ NHK Super Presentation

 エリザベス・ギルバート「”天才”たちの創作法」

クリエイティブな仕事をする天才的な能力は、そのヒトの才能として常に備わっていると思われがちです。
音楽、デザイン、文学といったジャンルを問わず、創造性はその人の天賦の才なのだと。

しかし実は、どんなヒットメーカーも、プレッシャーやスランプと毎日戦っていて、特に、大ヒット作を世に送りだした後の、次回作にかかる期待やプレッシャーは、我々凡人の想像をはるかに超えるものでしょう。

では、この「産みの苦しみ」はクリエイターの宿命なのでしょうか?

エリザベス・ギルバートさんは、「
食べて、祈って、恋をして」の作者です。ジュリア・ロバーツ主演で映画化もされました。この小説の世界的大ヒットの後、彼女の人生が一変するわけです。名声を手にしたことは言うまでもありませんが、次回作に対する期待とプレッシャーも彼女に大きくのしかかってきました。

このプレッシャーに押し潰されると、お酒のチカラをかりるようになり、ついには朝の9時からアルコールを飲み、廃人への道を進むことになります。小説家の自殺率は、一般人に比べ異常に高いそうです。

「そんなのって間違ってる」と、エリザベスさんは考えました。

この問題に対処するには、そもそも自分の「クリエイティブな才能の源泉」は何なのかという認識を根本から変えなければならないのだと。

あの作品を作ったのは自分であって、自分ではない。得体のしれない霊的な何かが、突然自分に乗り移って作らせたのだ。

「笑いの神が降りてきた」という言葉は、むちゃぶりされたお笑い芸人が大爆笑の一発ギャグを成功させたときに使われますよね。これとはレベルが違うかもしれませんが(笑)、考え方としてはとても似ていると思いました。

そして、その「得体のしれない何か」は、ヒット作が完成してしまうと、
どこか別のヒトのところへ行ってしまうのであります。


その他、女性作家によるTEDトークを2つ紹介します

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