→ NHK Super Presentation
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― ジャック・ホーナー「ニワトリから恐竜を作る」 SP
ジャック・ホーナー博士は、映画「クラシック・パーク」のテクニカルアドバイザーであり、主人公アラン・グラント博士のモデルにもなったと言われています。モンタナ州で古生物学者として、恐竜の化石の発掘と博物館の設立・展示に情熱を注いでいます。子供の頃から恐竜が大好きで、いつか恐竜をペットにしたいと目論んでいます。
そんな彼が、「ジュラシック・パーク」のように恐竜再生を試みても何の不思議もありません。まずは、恐竜の化石そのものからDNAを抽出しようと試みました。しかし、DNAという物質は非常に壊れやすいもので、ついに成功することはありませんでした。
次に彼が挑戦しているのは、現存する恐竜(鳥類)を先祖返りさせること。鳥類は恐竜の子孫だと考えられています。
極稀ではありますが、尻尾のあるヒトや体毛が異常に多いヒト、足があるヘビなどが生まれることがあります。これは、遠い祖先の遺伝子が残っている証拠です。ほとんどの場合、発生の途中で、この古い形質の発現を抑える遺伝子が活性化します。逆に言えば、抑制遺伝子の活性化を抑えれば、古い形質がそのまま発現し、いわゆる「先祖返り」が起こることになります。
既に、ニワトリの「キバ」をつけることに成功した研究者がいます。
更に彼が再生を目指すのは、
①ツバサ → 三本指の腕
②短い尾 → 長い尾
その名も チキノサウルス
広い意味では「遺伝子操作」になるかもしれませんが、
「組み換え」ではありませんね。
このトークを観て思い出したのが、「マンモス再生計画」の話。
シベリアの永久凍土の下から発見されたマンモスからDNAをとりだし、これをアフリカ象かインド象の卵子に組み込んでハーフ・マンモスをつくり、ハーフ同士の交配を重ねてマンモスに近づけていく計画だったと記憶しています。
ググッてみたところ、現在も進行中のようですが、なかなか完全なDNAを抽出することができずに苦労しているみたいです。
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