韓国顔面輪郭専門医として感じること

韓国の顔面輪郭専門医として、美しい顔を見ると自然と「比率」への好奇心が湧いてきます。だからこそ、歌手IUさんをはじめとする多くのセレブの写真を分析するのが一つの趣味になっています。ブログ上ではIUさんの写真を例に挙げますが、実際には絶対的な加重値を見つけるために、多くの芸能人の顔を参考にしてきました。

「きれいになりたい」という願い

美容外科に来られるすべての方の願いは「きれいになりたい」というものです。
では、平均的な比率に合わせて顔を削れば一番美しくなれるのか、と問われれば──私ははっきり「そうではない」と答えたいです。

黄金比と顔の立体構造

特に韓国では「顔の黄金比」として1:1.618などの数値が語られることがあります。
しかし、それはあくまで平面的な基準であり、立体的に構成された顔の絶対値と断言することは難しいのです。
顔は左右対称性だけでなく、目・眉・鼻・唇の位置や形、顎のライン、輪郭、さらにそれらのバランス・長さ・角度といった多様な要素で成り立っています。
つまり数値はあくまで「数値」でしかありません。有名人の顔を比較しても、すべてがその黄金比に合致することはありません。

個性に合った比率を見つけるために

それぞれの顔には、その人ならではの比率や角度があります。
特に顔にはその人の笑顔や生気といった独自の美しさが宿るため、それを損なわないことが大切です。
だからこそ十分なカウンセリングを通して、患者様が望むイメージと「できること/できないこと」をしっかり説明し、理想の姿を最大限実現することが良い手術につながります。

絶対的な基準はない、だからこそ

美しさに絶対的な答えはありません。
しかし、韓国の顔面輪郭専門医として日々多くの症例に向き合い、観察と学習を続ける中で、患者様一人ひとりに合った「主観的な加重値」を探し出すプロセスこそが、本当の意味でのオーダーメイド相談に欠かせないことだと感じています。
だから私は今日も、美とは何かを学び続け、その答えを探し続けています。