阪神淡路大震災から25年…それに合わせ作られたNHK大阪制作のドラマ「心の傷を癒す

ということ」。土曜ドラマはNHK各局が順番に制作を担当するまさに"腕の見せ所"的な枠。

といいつつ、大阪制作でエキストラ募集も関西であり、応募して当選・参加したので見始め

た…というのが正直かもしれない。そーじゃなければ"あーまた震災関連のドラマかー"っ

て感じで観なかったかもしれない。阪神大震災に関しては以前にも"カンテレ開局60周年

特別ドラマBRIDGE はじまりは1995.1.17神戸」というスペシャルドラマがあり、それにも

エキストラで参加した。とにかく俳優陣が豪華で。しかも実話で。電車を復興させた人々の

物語。(カンテレ:関西テレビ・関西のフジテレビ系の放送局)

 

今回も実話だが、特別なのは震災における心的障害に立ち向かった"精神科医"のお話。

本当~に丁寧に描かれていて。脚本は勿論、台詞運び、表情、間、BGM…全4回というの

が残念…でもそれが丁度いいのかな…1冊の手記を元にした話なので、続けるなら色んな

症状を取り上げて…もできるだろうけど、主要なシーンで4話を駆け抜ける感じがその精神

科医の短い命にも通じる物を感じたり。評判なので4話をまとめてスペシャルで2時間に…っ

て企画も持ち上がりそうだけど、4話だから描けた細かいエピソードもあるし。

 

私が参加したのは3話で、新喜劇の内村さんが本当に素晴らしい芝居をされてた(精神的に

疲労した校長先生役で、心配になるくらいの弱りようで)。私は多重人格症の女性が避難所

を抜け出し十三の街を徘徊してて、その彼女とぶつかるサラリーマン。一応マイクも付けて

ひとこと台詞"邪魔や!"ってのがあったんだけど、仕上がりでは柄本さんのナレーションが

流れる(これがまた素晴らしいナレーション!)バックで映像が流れただけだったんだけど。

そしたら観た知り合いから放送中に"ワザとらしかったなー"と冷やかしのメール…集中して

観入ってるのに本当に邪魔で観る気をなくし録画にした。

 

で4話・最終回、素晴らしかったー。その精神科医はガンで亡くなるのだけど、そういう終わり

でなくても感動する話だったと思うけど。ガンで亡くなるのと新しい生命が誕生する、この2つ

が並行して起こって…まさにドラマではあるんだけど実話で。BGMも実に繊細に物語に寄り

添っててまさに"精神科医"のよう。一部、少ーし気になるシーンもあったが(病弱な父親があ

んな体勢になるか?とか)関西人ならではのツッコミ台詞もこんな場面だから余計に泣けるし、

そう、役者全員が関西弁ほぼ完璧だった!これも珍しい。後日、柄本さん出演の別ドラマを

観たが標準語で、"関西弁"という1つのハンディーがあってもあれだけの繊細な芝居をされ

るって事に驚くと共に凄いな-と溜息。柄本兄弟のもうひと方は以前参加した"増山超能力師

事務所"ってドラマで凄い個性的で魅力的!と注目してて、これは御二人ともこれから凄ーい

活躍されると確信しました。

 

で最終回を観た後、冷やかしメールで録画に切り替えた第3話を観返した。ナント、最終回を

観てから観返したらこそ気付けたり、時間を逆行してこそ感動する個所もあり、これはこれで

良かった。3話も泣けた。"ぶつかり方がわざとらしい"と言われたが、世間の評判は各俳優

の方々の名演のお陰でw3話も凄い評判で。こんな素晴らしい作品にほんの少しだけど関わ

れて小さな足跡を残せたこと、スタッフの方々に感謝したいです!本当に良いドラマだった~

 

これから"イカナゴの炊いたん"見たり味わったり匂い嗅ぐ度に思い返すドラマになりそう…