担任が長女の友達に話を聞いているのを知り、私もこのままではいけない、と思いました。
私の住む地域では「不登校相談」と検索すると、
県の教育相談機関
市の教育相談機関
が出てきます。
私は結婚→主人の転勤に伴って仕事を辞めましたが前職は↑教育相談機関と少し関わりがある仕事をしていました。
まずは学校だな、とは思ったもの長女が「学校や担任には何も言わないで」の一点張り。
「じゃあ、市の相談機関なら良いの?」
と聞けば、あっさりOKしました。
何の情報を持たない人に聞いてもらいたいのかな?と思い、電話しました。
その日の午後、面談予約が取れて出かける事に。
最初に親子面接が有りましたが、対応してくれた職員さんが前職の同僚でした
定期異動で私の住む自治体に来たそうです。
懐かしくて少し話しましたが、旧姓は知っているものの、結婚後の名字は失念していたので気がつかなかった~と。
知り合いですと、担当にはなれません。
少し席を外しますね、と退室した彼女の代わりに男性の職員さんが入室しました。
「○○とはお知り合いみたいですね、申し訳ありませんが彼女には相談に来られた事実は伝わってしまいました。しかし業務上の守秘義務はありますので、そこはご了承下さい」
相談は親子、親、子、それぞれ臨床心理士さんと面談方式です😃
つづきます…
話は少し変わりますが、10年ほど前の話を
「ハッピー子育てアドバイス」をご存知ですか?
「自己肯定」と言う言葉が、子育て中の親御さんに広く認識され始めたきっかけになった本です。
前職時代に不登校の相談でカウンセラーに「自己肯定感が低い」と言われる、と相談を受けた事がありました。
このお子さんの不登校原因は「体調不良で後に入院加療する病気」でしたが、まだ病気だと診断されず体調にも波があった時でした。
それはカウンセラーの「マニュアルに書いてある」からですよ、と答えました。
理由が分かりかねる時は、「自己肯定感」なんです。
今では臨床心理士さんが多数いらっしゃいますが、当時は教員、保育士、幼稚園教諭が心理士の資格無く相談にのられる事がありました。
大勢のお子さんを指導してきた、見てきた経験からのアドバイスは出来ても心理を深くは学んでいない世代の方々です。
集団生活·発達障害等は適切なアドバイスがしてもらえると思います。
しかしながら不登校カウンセラーにはむいていらっしゃらないのです。
でも、不登校相談件数増加により相談員を増やさなければいけない。子供に関わる資格をもつ人材に研修と称して「心理士が書いた文献」を読ませ、カウンセラーの出来上がりです。
「不登校は自己肯定感が低くて起こる」
「いじめか人間関係」
「家庭問題」
と言う3大問題を刷り込みました。
「自己肯定感が低い。もっとお子さんを認めて誉めて自信をつけさせましょう」と言われて悩んだ保護者の方がたくさん、いらっしゃいました。
まるで自己肯定が低いのは保護者のせいだと言わんばかりに。
後に私もスクールカウンセラーさんに言われてしまいますが![]()
もちろん、中学校で新しい出会いがあり、自分は「出来ない人間」だと思い「自己肯定」が低下する事はあります。
狭い交遊関係が広がり、色々な人を知るなかで自信を失う事もあるのです。
なので「自己肯定感が低い」と、もし言われても、それは
保護者の育て方のせいだけではない
ので、あまりご自分を責めないでいただきたいと思います。