海より深く反省・・・ | 風のブログ

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東京都墨田区から沖縄県糸満市名城へ移住し、
イヌたちとバイク、ヨットを楽しんでいます。
沖縄田舎暮らしをお届けします。
というか、自分のための備忘録です。

先週、横須賀の実家からの帰路のこと。

前日、年上の弟と呑みまくり、ぼーっとしながら登りの京急に乗った。

ハッとして目覚めると京急蒲田駅。

慌ててトランクを持って羽田線に乗り換えるために飛び降りた。

電車が発車したあとに、肩が軽いことに気づいた。

「リュックを網棚に忘れた!」

 

後の祭りだ。

飛行機は1時間後。

駅の忘れ物窓口に行き、事情を説明すると、その時間の登りは京急線、浅草線、北総線があり、路線や行先を特定できないと探せないという。

それはもちろんだが、乗った電車の行先なんて気にしてないし、何より時間がない。

すると係りの人が各線の忘れ物の問い合わせ先を記した一枚の紙をくれた。「原則、取りに行ってもらうんですが、取りに行けないなら、届くか分からないですが沖縄に着いた頃、各社に問い合わせてみてください」。

そこには京急本線、都営浅草線、北総鉄道北総線各社の忘れ物問い合わせ窓口が記載されていた。

 

 

冷静に記憶を辿る。

リュックは網棚の下にカップルの旅行者がいたので、肩掛けが垂れ下がると迷惑なので、丁寧に本体の下に畳んで置いた。

リュックの色は黒いし、きれいに整えられたリュックはかえって不自然で、不審物に見えるかも。きっと誰も触れないだろう。

と、自分の仮説を信じてリュックより飛行機に乗ることを優先して羽田へ向かった。

那覇空港まで車で迎えに来てくれたかみさんに事情を話すと「私ならリュックを優先する」と一蹴。

 

自宅へ戻り、京急線の窓口に電話をかける。

「ありません」。

 

浅草線にかける。

「ありません」。

 

北総線にかける。

「終点の印旛医大前駅にかけてみてください」。

かけてみる。

「それらしきリュックがあります」。

「!」

内容物を確認してもらうと、間違えない。

忘れ物を送る場合、専用のヤマト便の担当がいるので、そちらに回収を依頼してくださいと丁寧に教えていただく。

 

ヤマト便に電話すると、これまた丁寧な対応を頂き、携帯バッテリーが入っているので船便になり、お届けまで1週間ほどかかるという。

もちろんお願いし、一昨日に無事に届いた。

というわけで、不審物のように見えたコイツは駅員さんや宅配便の皆さんのお世話になり、千葉から沖縄まで1週間の旅をしてきた。
かわいい子には旅をさせろなどという冗談を言えた身ではない。

北総線やヤマトで担当された方、本当にありがとうございました。

 

 

 

ちなみにリュックの中身は。

・お財布(現金、各種カード、保険証、車・船の免許ほか)

・充電器、電子タバコ

・実印

ヤバいよね。

法事で重要な書類に印鑑を打つため実印まで入っていたのだ。

現金はともかくクレジットカードもヤバい。

この1週間、あたりまえだが、車も船も乗らなかったが、全て揃って戻ってきてくれた。

ジョージアの大使の気持ちが分かったわ。

 

海より深く反省。

「不審物に見えるかも」の根拠だが、最近、那覇市役所のロビーに不審なスーツケースがあり、来庁者や職員が避難したのだが、観光客の忘れ物だったというニュースを見たばかりだったのだ。

電車止めないでよかったぁ!

 

こういう世の中。

皆さんもくれぐれも忘れ物にはご注意ください!