こんにちは。
少し前に身近な方がお亡くなりになりました。
主人、私、子供達をすごく可愛がって、寄り添ってくれた方でした。
仮名でひろしさんとします。
その方とのお別れの前にご家族から
棺にいれてと言われていたもの、遺品を見せていただけることになりました。
その中には、亡くなった方のお父さん、お母さんの古いお写真、そして、戦争行かれて、さまざまな土地から家族にあてた古いお手紙、ハガキがでてきました。
戦地から家族宛の手紙
ひろし、この手紙をおかあちゃんに読んであげてください。お父ちゃんは強い兵隊さんになってお国のために働いています。
ひろしは、学校に頑張っていってますか?
お母ちゃんのいうことをきかないとお父ちゃんは
おこるよ。お友達にまけないように勉強がんばるように。
お父ちゃんはもっともっと強い兵隊になれるようにするから。ひろしはやさしい、かしこい子だからね。
そのような手紙がたくさんありました。
戦地にいかれているかたのお気持ち、家族への溢れる愛情、そして兵隊としての使命など私の知らなかった戦争を感じるものでした。
生きることが当たり前でなかった時代。
家族が一緒にいることができなかった時代。
そして何よりも私が長年見てきたひろしさんはある一面しか知らなかったんだなと。
ひろしさんは、基本優しい方ですが、たまにあれ?えー?と思って頑固、ちょっと融通がきかない方と思う時もあったんです。
イライラした時もありました。
でもひろしさんはお父さん、お母さんからすごく大事にされて愛情をたくさんうけて、育ってこられた。
その時、学びの中で
あなたにとって嫌いな憎いひとでも
ある人にとっては、大事な人かもしれない
かけがえのない人かもしれない
不幸になればいいのにと思う人も
ある人にとっては命を差出してでも守ってあげたい人かもしれない。
あなたはその人の全部を見れてますか?
あなたは、その人の一面しか見ていないのではないですか?
そうおもったら
憎い、嫌い、不幸になればいいのにと言う気持ちが緩んでいきませんか?
まさに人に歴史あり。
そう思うとちっぽけな自分の思い込みなんて、
見方なんて確かなものじゃないじゃん。
悪い面ばかりじゃないんじゃない?
そうしたら胸が熱くなってきました。
かっぱは今回の出来事で、ひろしさんのえっと言う部分も言われた事とかどうでもよくなりました。ふわーっと温かいものが溢れてきました。
今までたくさん、愛情をかけていただきありがとつございました。たくさん助けていただきありがとございました。
主人を心配してくださりありがとうございました
子供達を愛してくださりありがとうございました心から感謝することができました。
するとたくさんの思い出があふれてに涙が溢れてきました。
人のできないダメな部分ばかり見てる
=それはその人の一部かもしれない。
思い込みかもしれない
改めて気づくことができました。
ひろしさん本当にありがとうございました
ひろしさんの御冥福を心からお祈りします。
読んでいただきありがとうございます
感謝をこめて
かっぱ