こんにちは。
中学校で司書教諭をしている
はなはなです。
ネグレクト、親子の愛憎、
格差社会、
地方の閉鎖感が
キーワードの物語を
2冊連続で読みました。
方言が出てくる物語って好きです。
でも、どちらも
重~くて暗~い内容。
気が滅入る場面がたくさんありましたが、
続きが気になって気になって、
金~日曜日に2冊を一気読みしちゃいました。
「八月の母」早見和真
愛媛県が舞台です。
出てくる親がほぼ全員酷い
ひど過ぎる
それに引っ張られない子どももいるけど、
家庭環境に左右されるよね、
やっぱり。
「この子が、うちの学校にいたら・・・」
っていう目線で
読んでしまった部分もあって、
しんどかったです
愛媛県で実際にあった事件を
モチーフにして書かれてるらしいです。
作者の早見和真さんは、
「店長がバカすぎる」も書いていて
その違いにびっくりしました。
「レッドクローバー」まさきとしか
こちらは北海道と東京がおもな舞台。
タイトルに「赤」がありますが、
物語の色は「灰色」
分かりやすい「悪者」はもちろん、
悪意のなさそうな「普通」の人の
差別的な感情が
さりげなく書かれていて
ぞわぞわ
最近起きた事件と過去の事件が交差して、
誰が何をしたのか、
どう繋がっているのか、
謎がたくさんでした。
どんでん返しにびっくりしました
こちらの2冊を
図書館で予約したのはずっと前。
別々に。
内容も忘れたころに手元に来て、
どちらもその分厚さと暗そうな内容に
ちょっとしり込みしてましたが、
連続で読めて良かったです。
読みごたえがありました。
でも次の本は
あったか~い物語にしたいなあ