マオ骨格健治施療院の"松村"です
いつからかくだらない内容ばかり書くようになってしまった当ブログですが(笑)、たまには施術家らしい真面目な内容も書いておこうと思います
病院のエコー検査で、"お腹の中の赤ちゃんが逆子"であることが分かったという、妊娠8か月の30代女性の方。
数ヶ月前にも逆子になったらしいのですが、その際は病院で教えてもらった「逆子体操」を続けることで事なきを得たそうです。
しかし妊娠8か月目にして、またしても逆子という診断
逆子体操は姿勢などかなりしんどいらしく、お腹も随分大きくなったため、体操するのが大変だということで当院を頼って来てくださいました
どうやら伊賀では、妊婦さんに対して施術をしてくれるところが少ないようです。
妊婦さんや赤ちゃんの施術は専門的に勉強していないと、万が一何かあった場合に大変ですからね
ちなみに当院では妊娠8か月までなら施術を受けて頂くことができ、カイロプラクティックではなく、主にオステオパシーによる仰向けでのソフトな施術になります。
無理な体勢や、体に負担のかかるような矯正は一切行っておりません。
さて、まずはお腹の赤ちゃんが本当に逆子になっているのか触診します
腹部に優しく触れ、しばらく手を当てていると、お腹の下の方で蹴っていることが確認できました
本来であれば頭が下にあり、足は上にあるはずなので、お腹の上部を蹴るはずです
つまり、下の方で蹴るということは足が下にあるということを意味します。
手で叩くということはないの
という疑問が浮かぶかもしれませんが、お腹の中の赤ちゃんはまだ手で叩くほどの力がないので、衝撃を感じる箇所には間違いなく足があります
発生学上、赤ちゃんはお腹の中で、身体の左側を下にして横向きで寝ていることがほとんどです
頭や足の位置を感じながら、どういった体位になっているのか、そしてその向きに沿ってゆっくりじっくりと正しい状態へ誘導していきます。
するとわりと早い段階で、お腹を蹴る位置が右の上の方に移動しました
かなり活発に蹴るので、相当おてんばな女の子のようです(笑)
私にできることはお腹の癒着を取り除き、赤ちゃんにとって居心地の良いスペース作りを手伝ってあげることだけです
時間にして数十分のこと。その日はそれで施術を終えました。
あとは自然治癒力にまかせて、逆子が自然に戻るのを待つことになります。
数日後に連絡があり、再検査の結果、完全に戻った状態とまではいかないが、かなり正常に近い状態にまでなったそうです
その後は、自宅でのセルフケアをお教えし、またしばらくして正常に戻らないようであればもう一度来ていただくようお伝えしました。
それから2週間ほど経ち、妊娠9か月になろうかという頃、「無事逆子がなおりました
産まれたら赤ちゃんも見てください」との喜びのご連絡を頂きました
一度の調整でしたが、時間をかけてゆっくりと正しい状態へと戻っていきました
自然治癒力って、本当に素晴らしいです
ということで今回は、逆子の調整のご紹介でした
◆マオ骨格健治施療院◆
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