造血幹細胞ニッチについて勉強してみる | まきむく通信(どうでもいいこと書いています!)

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造血幹細胞ニッチ (Hematopoietic stem cell niche)

骨髄において造血幹細胞と、それを支持する細胞によって作り出される微小環境のことである

 

素人が勉強したものを、忘備録的にまとめただけなので、あまり参考にしないで下さい。

 

危く、英語論文を読んでいてニッチ、生物が他種と共存するために見出す自分だけの場所という意味⇒「隙間」的な一般名詞として訳しそうになった。しかし、もともとの意味として、造血幹細胞ニッチ (Hematopoietic stem cell niche)という器官があることが判ってきた。

 

造血幹細胞は、体内でも非常に数が少なく、しかもすべての血液細胞のもとのなるものであるので、変質したり死滅したりしないように、通常は休眠させて保護されている。

 

 

一方、血液細胞は、常に消費されて細胞周期があるので、順次血液細胞を作る必要がある。

 

 

そこで、造血が必要な場合に、幹細胞を2つに分裂させて、そのうち1つを元の支持細胞に守られた場所に戻す。そしてもう一つの分裂させた細胞の方を、造血細胞としてフル活用するのです。

 

 

そういう仕組み、幹細胞を守ることと、効率よく造血をする仕組みとしてこの造血幹細胞ニッチというものが形作られいるらしいのです。

 

そして、その造血幹細胞ニッチにも、種類があって、

骨芽細胞性ニッチ
骨芽細胞性ニッチは、骨髄の奥にあって、どちらかと言うと低酸素状態、活性が低い 造血システムでいうと二軍的な存在である。
 
血管性ニッチ
血管性ニッチは、反対に名前のとおり、血管の近くに出てきており、高酸素状態であり、造血幹細胞が高回転している。
 
血管性ニッチへ骨芽細胞性ニッチへ細胞の移動があり幹細胞から分化した細胞を供給しているようなのです。
さらに造血は血管性ニッチで行われていているが、骨芽細胞はサイトカインの放出をしており、造血の指令を行っている。
 

 

 

 

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