帝国日本を破滅させた魔性の制度
カネと国民の支持がなければ戦争はできない。15年にわたる戦費調達のからくりを明らかにし、軍部、産業界、議会とメディアの関係を抉り出す。
講談社
2013年10月10日初版発行
鈴木晟著
統帥権、軍部大臣現役武官制だけが
国家を滅ぼしたのではない!
先の戦争を国家会計のカラクリを暴くことによって再考しようとしたものである。この本を読んでの率直な感想としては、特に目新しい内容は特になかった。。。という感じ。著者の言いたかった結論も、いまいちインパクト不足。戦争に金が掛かるのは誰が考えてもわかることであるが、世界大戦クラスの大規模で長期間にわたる戦争の戦費は並大抵では調達することは出来ない。日露戦争時も、日本は戦費調達に苦労し世界中で国債の引き受け手を探したことは有名である。先の戦争では、その日本国債を購入できるような富裕国である米英との戦争である。海外に国債の償還先をもとめる訳にはいかなかった。日本国民とマスコミの戦意高揚をいいことに、日本銀行の国債引き受けという方式で無制限に乱発するのである。さらに大切なのは、軍費(装備費)等で市中にながれた大量のお金がインフレを誘発してしまうので、国民には贅沢の戒めと、貯蓄の励行を推し進めた。これがカラクリなんだ。すべての原資を戦争へ振り向ける。。。
【はじめに】なにが国家を破滅させたか
【第1章】恐慌・事変・テロ
【第2章】臨時軍事費特別会計の出動
【第3章】経済成長なくして戦争遂行なし
【第4章】日米の対立と相互依存
【第5章】国破れて債務あり
【むすびに】なにが変わったと言えるのか
<話は変わりますが。。。ポケモン。>
ポケットモンスターオメガルビー!ようやく殿堂入りできました。
しかし、殿堂入り後に新たなイベントが始まった。
エピソードデルタ!
ヒガナというなぞの人物登場。まだまだ、しばらくまた頑張らないとね。。。
バトルポケモンの育成を早くしたいのですが。。。まだまだです。