ジャレド・ダイアモンドの新作:昨日までの世界(下)を読了 | まきむく通信(どうでもいいこと書いています!)

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ジャレド・ダイアモンドの新作:昨日までの世界(下)を読了

 
昨日までの世界~文明の源流と人類の未来~
ジャレド・ダイヤモンド著 日経新聞社(2013/2初版)
10.May.2013読了

上巻読了から、かなり経ちました。ようやく下巻読了です。
ジャレド・ダイアモンドの新作たいへん勉強になりました。
上巻読了時のブログ↓
ジャレド・ダイアモンドの新作:昨日までの世界(上)を読了


下巻の帯の言葉より。。。
全米大ベストセラー、早くも登場!

現代に引き継がれた人類の根源的な特質と病巣とは?
マイケル・シャーマー(作家、科学史家)の言葉。。。
19世紀、ダーウィンは「種の起源」などの3部作で世界の歴史と自然に対する認識を一変させた。これから1世紀先の学者たちはジャレド・ダイヤモンドの3部作----「銃・病原菌・鉄」「文明崩壊」「昨日までの世界」----に対し、ダーウィンの3部作と同等の評価を下すであろう。壮大なる本書は、世界の歴史と自然にのみならず、人類の「種」としての運命も描いている。ジャレド・ダイヤモンドは現代のダーウィンである。「昨日までの世界」は実生活の喫緊の問題に対する解決策をとおして人々に希望を与えてくれる、時代を変える作品である。

以上、本の帯にある言葉。。。


ここから、私の感想など。。。

 将来、ダーウィンの3部作、「種の起源」、「人間の由来」、「人及び動物の表情について」と並び賞せられるかどうかは、判りませんが。。。ジャレド・ダイアモンド氏の作品はとても、面白いことは間違いない。この「昨日までの世界」が氏の代表3部作の中に入るのかどうか。。。まだ、彼にはいい仕事をして欲しい。

 昨日までの世界(原始的な村社会)は、実はそんなに遠い昔の話ではないよ。。。人の本質を知るために昨日までの世界をもっと知ろうではないか?と著者がいっているように感じた。本書での未開の伝統的社会のたくさんの事例を読んでいくとヒトという生物の本質を、理解できたような気がした。神がやったように人を生物として、アダムとイブと同様に男女のペアで未開の土地に飼ってみたら。。。人類の本能(人類の根源的な特質)が、どんな場所でも、そして何度同じこと繰り返しても、言葉や、宗教、社会を生み出して村や国を作っていくんだろうなぁ。そういう意味で地上に本当にアダムとイブが実際に存在したといえるのだ。今では地上には人類70億人、そして多くの西洋式文明社会が繁栄を享受しているが。。。行きつくとことはどこなのであろうか。。。「銃・病原菌・鉄」「文明崩壊」以上に難しいテーマの本でした。


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