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クラレンス・クレモンズの訃報を、「ベストヒットUSA」で知る。

おいらも含め凡人は大人になるにつれ、
社会と秩序に己を順応させてくる。

知らず知らずのうちに自分だけの感性を引っ込めて、
長いものに巻かれる。

そのほうが楽だから。


レディ・ガガもまた奇人変人と見られることが多い。

だからこそおいらは知らず知らずのうちに魅せられていた。

曲だけだったらごく普通のポップスが多いし
奇をてらった踊りもいずれ飽きてしまっていただろう。

エイミー・ワインハウスにも通じる、彼女のナイーブさを見て取ったとき、
おいらの心はレディ・ガガに無意識のうちにロックオンしていた。


そういった意味ではブルース・スプリングスティーンは
おいらにとってアーティストの範疇から外れてしまう。

彼はビートルズでいうところのジョン・レノンに似た、
人間性でファンの心をつかんだ歌手といえる。

おいらを魅了する点ではアーティストかどうかは関係ない。

クラレンス・クレモンズの訃報に接して
なんだか詮無いことを頭の中で思い始めてしまった。


そのブルースに仲間に入れてくれと申し出た
クラレンス・クレモンズ。

彼の遺作は意外な人と共演していた。