テレビ番組「ベストヒットUSA」の1コーナー「大いなる伝説」。
ビートルズが誕生するまでの話を知ることができて面白い。
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ロンドンのEMIスタジオではプロデューサーのジョージ・マーチンと
エンジニアのノーマン・スミスが4人を待っていた。
実はEMIスタジオに入社しこの日が入社二日目だった新人のジェフ・エメリックが
自分の本の中でこの日のことを克明に描写している。
エメリックは後にビートルズが
絶大な信頼を寄せることになる名エンジニアである。
ジョージ・マーチンはビートルズのために当時有名な作曲家に曲を頼んでおり、
この日の一曲目はその「ハウ・ドゥ・ユー・ドゥ・イット」の録音から始まった。
2,3時間を費やしたこの録音の作業にジョージ・マーチンがOKを出したとき、
バディ・ホリーを思わせる太い角ぶちのメガネのかぎ鼻でぶっきらぼうな
落ち着きのないずいぶんおかしな男が口を開いた。
しゃべると早口の大声になった。
「なあ、ジョージ。ハッキリ言っておれたちはこの曲をクズだと思うんだ。
俺たちはどっかのだれかが書いた柔な曲じゃなくて、自分たちの曲をやりたいんだ。」
この無遠慮な言い方にジョージ・マーチンは、
面白い!って顔をした。
実はこのジョン・レノンの言った言葉は
ロックの歴史において最大の独立宣言となるのである。
今でこそ自分たちで曲も作るのは当然だけど、
当時はそうではなかったんだね。
作曲家と演奏者の分業、
一長一短なんだろうけど。
ジョンのリーダーシップは
こういうところにも出ていたのかあ。