携帯電話なんかがない時代・・・

おしっこをしたくてトイレに駆け込むがごとく、
飲んだ後に公衆電話へ一直線だった。

似たような思いを抱く人間が多いのか、
夜の公衆電話って混んでいたなあ。

寒い冬の夜なんか電話ボックスの前で並んでいるだけで、
酔いがさめてしまう。

ようやく前の人が電話を終えて、
温かいボックス内に入るも・・・。


若かったし、外出中の友人も多く、
なかなかつかまらないこともしばしば。

いつもは留守電の友人にやっとつながったと思ったら、

「また飲んでいるんでしょ!さっさと家に帰って寝なさい!」


飲んでいるからこそ、
ふと声が聞きたくなるのさ。


すでに切れた受話器に向かって叫びたくなったもんだよ。

おまえはお袋かぁ!