若い頃はどこが良いのか分からなかったけど、
のちに大好きな俳優になったスティーブ・マックィーン。

その彼の遺作は「ザ・ハンター」。
映画としてはごく普通の作品だけど、とても心に残っている。

撮影しているときに、彼はすでにガンに侵されていた。

にも拘らず、アクション・シーンにもスタントマンを使わず、
自分で演じたんだったよね。

たしか、走っている電車の上での犯人と銃撃戦だった。

それも凄いのだけど、
もっと心に染みたことがある。


映画のラスト・シーンは
彼の奥さんが産気づき、急いで病院に向かい、そして出産。

新しくこの世に誕生したわが子を抱き上げるシーンは、
現実の彼の状況を思うとジーンときてしまった。


この世に生まれて、いつか死ぬ。

生きとし生けるもの、みな同じ。