ふしぎと涙が学生時代からそうだったんだけど、冬の冷たい風を受けながら歩いているとなみだ目になってしまう。何も泣きたいことなどなくても。自然と目が潤んでくる。ひどいときには、泣いている。少なくとも通り過ぎた人はそう思うに違いない。今は別にどうってことないけど、若い頃はこれがたまらなく嫌だった。泣いてなんかいないんだから!やたらとすれ違いざまに強がった表情を浮かべていた。