学生時代に雪が降りしきるなか、
友人たちと東名高速で伊豆へ行ったことがある。
途中で雪の重みに耐えかねたワイパーが動かなくなり、
手動でワイパーを動かした。
助手席の窓を開け、
ギコギコと手でワイパーを動かして雪を払いのける。
しばらく走るとまた前方が見にくくなってくる。
そしてまた助手席の窓を開け・・・。
はじめのうちはうまくいかず、
寒さと濡れるのですぐに戻っていた。
そのうち要領もつかめてきて、
そろそろだなと思うと運転手に言われる前に窓を開けるようになって。
それを繰り返して高速道路を乗り切った。
おかげで助手席にいた自分は、
ずぶ濡れになってしまった。
温泉に浸かったときの生き返った気分は、
人一倍だった。