高校時代にひどい経験をしたよ。

今でもハッキリ覚えているよ、
方向音痴のおいらでもハッキリ覚えているよ。

呼び出されて向かった先は新宿駅。

南口を出て甲州街道を歩いて、明治通りとの交差点にあるビル。

どこも曲がっていないんだから。

間違えろといわれてもそりゃ無理な話でしょ?

ところがどっこい、おいらは帰りに見事に間違えたんだね。

ビルから出てきたときにはもう夜になっていたんだよ。

これ口実なんだけどね。

昼と夜とでは景色がガラっと変わるでしょ?

交差点の角で立ちすくんで、
はたと見渡したよ。

どっちが駅だったっけ・・・。

4本ある道がどれも正解のように思えたんだよね。

そして、考えたよ。
サルはこういうとき考えるのかな。

考えて選んだ道が、結論からいうと正反対だったんだよね。

これはひどいよね。

まじめな話なんだから、だからこそ、ひどいよ。