ぎりり
浪に 洗われている
ぎりり
浪に 洗われている
ぎりり
侵食されるということは
決して美しくなるということではないのだ
自分の中に 優しい浪に耐えられるだけの
しっかりしたものが無ければ
何も残らないのだ
それが真実でなければ
決して うつくしくないのだ
そして
虚偽であろうと 真実であろうと
かなり 痛いのだ
ぎりり
浪に 洗われている
ぎりり
浪に 洗われている
ぎりり
侵食されるということは
決して美しくなるということではないのだ
自分の中に 優しい浪に耐えられるだけの
しっかりしたものが無ければ
何も残らないのだ
それが真実でなければ
決して うつくしくないのだ
そして
虚偽であろうと 真実であろうと
かなり 痛いのだ
港
凍えはしなかった
ただひたすらに こころが寒い
ぼくは 通じない
誰にも通じない
遥かに続く曇天には
幾つかの罠が含まれて
時折 霰や吹雪を見舞ってくれる
漁船の多くは陸に揚げられ
春を待つことができるのだろう
そういう のどかな港
ぼくの魂は さみしいところに繫がれ
空と 人間を夢見ているのだろう
そういう エゴイスティックな 妄想