逢魔が時「怪談の宿」はここまでやる !

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     昼・夜・朝 怪談イベント全3部

  【 京都・宇多野 怪談の宿 】
    2018年11月17(土)~18日(日)
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プレ告知だけで、毎日何人ものご予約があり、

もう定員半分近くが埋まってきました。感謝!



めちゃ好評、逢魔が時の名物ともなった

お泊り怪談イベント、この秋もやります!


緑に囲まれた美しい「京都・宇多野怪談の宿」。

ゆっくり一泊して、昼・夜・朝にわたって

もうどっぷり怪談に染まるBIGイベントです。


元スリラーナイト六本木 怪談師の城谷歩さんを迎えて!

たっぷりと本格的な語りを楽しんでいただきます。

さらに、逢魔ライブキャストのステージも!


ご一緒にたっぷりと怪談の秋を楽しみましょう!


◆ご予約フォーム
 http://form.mag2.com/hiowrousop

◆詳細ホームページ
 http://www.e-oma.com/evt-utano.html

 週末怪談【 逢魔が時物語 】no.11
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      ≪≪≪ 隣室との壁 ≫≫≫
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 これは数十年前、兄が京都の大きな病院での研修医時代

 に起きた話。



 研修医は勤務終了後に、同僚や教授との飲み会が週に

 何度かあった。



 京都の繁華街がわりと近くにあるので、たいがいそっち

 へ行った。

 飲み会が長引き、終電に間に合わないこともよくあった。



 そんな時はそのまま病院に戻って、病院へ泊まることが

 多かった。

 病院は救急も受け入れているので、医師の仮眠室がある。



 ただ、無断宿泊の医師は、入院病棟の空きベッドで仮眠

 することになる。

 その夜、兄は患者が入院している隣の大部屋の横の部屋

 で寝ていた。




 横になっていると、

      隣の病室との壁がドンドンドンと叩かれる。




 音で目覚めると、

 「よしあき、よしあき!」

 患者の名前を泣きながら呼ぶ、お母さんの声が聴こえて

 きた。



 兄もその患者を何度か診察したことがあった。

 「ああ、とうとう亡くなられたのか……」

 そう思って納得した。



 翌朝、宿直の先生に念のために確認した。

 「昨夜、あの患者さん亡くなられたの?」

 宿直医はその通りだと肯定した。



 「お母さん、かなり取り乱されてたよね。隣の部屋で

 寝てたけど、壁を叩く音が凄く聴こえていたからね」

 昨夜のドンドンという、壁に拳をぶつけるような音の

 ことを話した。



 「いや、息子さんにしがみついて、静かに名前を呼ばれ

 てただけですよ」

 宿直の先生は怪訝な顔で否定した。



 兄の寝ていたベッドは、ちょうど患者とは壁を挟んだ

 位置。

 「なぁ不思議やろ? あれ何の音やったんやろぅ?」

 兄はさも不思議そうな口調で話してくれた。




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 週末怪談【 逢魔が時物語 】no.10
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      ≪≪≪ 喋り声 ≫≫≫
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 私は不吉なことへの第六感がよく働くようだ。

 これは私の母が心筋梗塞で、福島県の病院に入院して

 いた時に起きた。



 母は急性心筋梗塞で緊急入院し、集中治療室に入った。

 倒れた二日後に意識が戻り、家族と話せるまでに回復。

 この分なら、数日後には一般病棟に移せるとまで言われ

 たのだが……。



 その翌日不整脈が発症し、危篤状態になってしまった。

 私は病院内の家族控え室で一夜を過ごした。

 心配で眠れぬ夜を過ごしていた真夜中、午前二時頃だった。




 枕元で女の人が何人か、

        ひそひそと喋る声で目が覚めた。




 誰? と思って辺りを見回しても誰もいない。

 しばらくすると、廊下を摺り足で歩くような足音がする。

 ナースが来たのかと思った。

 ドアを開けてみたが、誰もいない。



 もう一度寝ようとしたら、またドアの外で女の人の話し声。

 空耳かと思っていると、突然部屋のインターホンが鳴った。

 母の容態が急変したという。



 あの喋り声の一人は母だったのか。

 母は亡くなる前に、もう一度私と話がしたかったの

 だろうか・・・?



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