初めて入院。それも心療内科。

4人部屋の窓際でした。

気を使う性格の為、周りに気を使い過ぎて

不自由で初めの方は何度も退院したいと

主治医や兄に言っていましたが、

10日ぐらいすると慣れてきました。


精神疾患があると環境の変化に弱い人が

多いように感じます。

私は自殺念慮があったため、任意でしたが

閉鎖病棟に入院になりました。


心療内科の入院というと変な人ばかり

なんじゃないかと不安でしたが、意外と

普通の人が多かったです。

中には叫んだり、裸足で歩き回ったり

不穏な人もいましたが、普通に話して

互いの生き辛さを共感できる、

しんどい時に気がついてくれて話が

できる環境は慣れると楽になりました。


パニック障害、意識の解離、PDHD

育児ノイローゼなど色々な人が

いてそれぞれ抱えてる問題に向き合って

生活していました。


私は帰国してからもずっと緊張状態が

続いていて「どうにかしなきゃ」と

ぐるぐる考え過ぎて休むということが

出来ず苦しかったけど、入院して休む

ということが出来るようになって

ようやく楽になりました。


食べることが出来なかったけど、 

徐々に食べれるようになり

周りのことより自分を優先に考え

他者と関わりを持つことで元気を

取り戻していきました。

自律神経失調症の症状で感情が

揺れると手が震え、足に力が入らず

ふらつく状態は改善せず現在も

マシにはなりつつも継続しています。


どんどん周りが退院していく中で自分は

退院しても自宅は賃貸に出す予定のため

空っぽで1人で住める状態でもなく、

かと言って入院のきっかけとなった

兄姉のいる家にお世話になっていいのか

家族は海外で待っているし

どこにも帰る場所がないように感じて

不安でいっぱいでした。


退院しても数ヶ月は通院が必要と診断を

受け、主人は日本に帰る苦渋の決断を

しました。私はホッとするよりも

主人の仕事の足を引っ張ってしまった事が

辛く自分を責めました。


結局、約2カ月の入院を経て兄姉の元へ

退院しました。

入院は命を守ること、しっかり休むこと

が目的で鬱の症状を軽くする程では

ありませんでしたが心と体の体力を少し

取り戻すことが出来ました。