今日は燃えるゴミの日。

早朝5時半、シャッターを開け朝の空気を部屋に取り入れる。

毎日のルーティン。

 

あれ、でも今日は隣の家の前が騒々しい。

なんと、玄関前にカラスが群がっていた!

どうやら家の前に生ごみを出していたみたい。

 

戸建てなので、正直うちには直接の被害はない。

でも、なんか見ちゃったし、伝えた方がいいのかなとか思っちゃう。

奥さんのLINEは知っている。

「カラスが荒らしてますよ」

と一言送れば済む話なんだけど…。

でも、そこで手が止まってしまった。

 

わたしより一回りくらい若いご夫婦。

「そんなところまで見てるの?おばちゃんこわい」

って思われたらどうしよう。

たまたま見ただけなんだけど。

近所の人の動向をチェックしているみたいで嫌だな。

そんなことを考えているうちに、結局連絡できなかった。

 

そのあと考えた。

なんでわたしは、こんなに気になったんだろう。

もしかしたら下町育ちだからかもしれない。

 

子どもの頃は近所との距離が今よりずっと近かった。

お醤油の貸し借りなんて本当にあったし、子供を預かった時もあった。

「○○さんちの洗濯物、雨だよー!」

なんて声を掛け合うのも普通だった。

 

でも今は違う。

親切とおせっかいの境界線が昔よりずっと難しい。

助けたい気持ちはある。

でも踏み込みすぎたくもない。

 

結局、お隣さんに連絡するのが正解だったのかは分からない。

ただひとつ分かったのは、

カラスよりも厄介だったのは、

ご近所との距離感だった。

 

昔なら迷わず声をかけていた気がする。

人との距離感って、本当に難しい。