花をすべての人に! | おまけ道@琵琶湖畔で実家生活♪ポテチンっ♪

おまけ道@琵琶湖畔で実家生活♪ポテチンっ♪

★カケラ屋★ボンジョルノ♪0443★おまけみち★オマケ道★オマケミチ★おまけ★オマケ★おばけちゃうで★

花をすべての人に!


1995年1月17日午前5時46分。阪神淡路大震災の日。滋賀の実家で揺れを感じました。その日は電車が動かず、翌日、JR京都から京阪に乗り継ぎ、淀屋橋へ。歩いて大阪・大淀の友人のマンションへ。友人宅は揺れがひどく、家財道具が全滅。なんとかかたずけた後でした。それから、自転車を買って、芦屋で一人暮らしをされている美術の先生を訪ねました。武庫川を超えるまでは自転車で走れたのですが、そこからは瓦礫で自転車を押して歩きました。途中、道を迂回もしながら進みました。同じように誰かを訪ねて行く人も大勢いました。すれ違う人にはサラリーマンみたいな姿をした人もいて、とても不思議な行進が続いていました。甲子園口の先生の家に行くと、すでに生徒さん数名がかたずけをしていました。それを確認し、芦屋で一人暮らしをされている先生の家を目指しました。何時間かかったのか記憶にないのですが、夕方、もう薄暗くなっていました。幸い、その先生は御無事で、少し、お話をしてから、大淀へと帰ったのですが、十三大橋が段差で通れないと聞いていたので、ひたすら国道を走りました。深夜1時を回って、やっと帰りついたのですが、行きと違い、帰り道は恐いぐらい静かで、車も人もいなかったのを覚えています。後で考えたら、途中に崩れた家もたくさんあり、あの中に人がいたのかも...と思うと...。その翌日、友人と献血に行き、その翌日、熱でぶっ倒れました。震災1週間後、散歩派の杉山氏と自転車で三ノ宮まで行き、三ノ宮がまるで戦争映画のセットみたいになっているのを見て、唖然としました。三ノ宮の友人宅に運べるだけの水や食料を手渡しましたが、出会う人、出会う人、皆、涙も見せずに淡々としていたように思います。涙が出ないのはそれだけショックが大きかったからだと言う事。後でわかりました。涙が出るまでには時間がかかるんだって。震災10日後だったと思います。東京からトンガ人のタシ氏がやって来ました。「ニュースを見てたら、看護婦さんが大きなバケツで水を汲んでいた。僕は力があるから。行く」と言って、奥さんに見送られて、やって来ました。新大阪まで迎えに行き、電車で行けるとこまで行き、東灘区界隈をお手伝いできるところを探して歩きました。途中、おじいさんの合同葬に行く母娘に会いました。トンガ人のタシ氏がこれこれこおいうわけで来た。と話すと、突然、お母さんが泣き出しました。娘が泣き出したお母さんを見て、「震災から今日までお母さんは一度も泣かなかった」と。タシ氏は優しくお母さんの肩を抱いてました。その後、御影工業高校の食堂でお手伝いすると言う事になり、タシ氏は1カ月、被災した人と一緒に体育館に住み込むことになりました。私はその間、ちょくちょく高校を訪ねながら、他の避難所にボランティアしたいと東京からやってくる人を紹介するような事をしていました。役所ではすでに応募者が多く、受け付けしてもらえない状況だったり、当てもなくやって来た人がボランティア難民となって、被災者に助けられると言うような事もあったので。そんな日々を過ごすうちにタシ氏はとても人気者になり、お別れの時にはお別れ会まで開いてもらい。皆で号泣しました。そして、その数年後、タシ氏は肺がんになり、生まれ故郷のトンガで奥さんに見守られ星になりました。タシ氏とは御影でお別れして、それっきりですが、いつも元気に歌ってた姿を思い出します。御影工業の生徒さんたちも、あれから10年。結婚して子供がいる人もいるんだろうなぁ。「ボランティア」言葉の意味は何かの辞書に載っているんだろうけど、私はボランティアってボランティアする人が救われるんだなって。私はそう思っています。合掌(ー人ー)


※この記事を書いたのが2005年。

あれから2年だから12年経ちました。

昨年、震災映画の「ありがとう」が公開されましたが、

私はまだ見れないです。

年齢を重ねるたびに、涙もろくなってきてて。。。

そういえば、生田神社で藤原紀香さんと陣内君の結婚式が1カ月後の2月17日に行われますよね。

紀香さんが関西から東京で活動を始めたきっかけは、

この震災だったと記憶しています。

何か新聞かテレビでインタビューを読んだ記憶ですが、

当時、海外にいて、帰ってきたら、お友達とかが被害にあって。。。

上京を反対していたお父さんを説得して、

悔いのない人生を歩もうと思ったと。


兵庫県出身の2人がこの日に、

あの震災のときに崩れた生田神社で結婚式を挙げるのには、

きっといろんな思いがあるからなんだろうなぁ。。。って勝手に思っています。


全ての人に花を!

全ての人にハッピーを!