「私も将来をイメージできるよ。
好きだし…。一緒に暮らしたら色々とあるだろうけど
きっと穏やかに過ごしていける気がするよ」




















「パートナーは欲しいって思う?」




















「うん、思うには思うし
もしそうなるとすればchocoちゃんって思う」




















「もしさ、kyochanが私の立場だったら
何て言うんだろうね(笑)」




















「たぶん同じことを言うと思う(笑)
急かすわけではないけど、ずっとこのままの
関係(立場)では難しいかもって」




















そんなやり取りをして
私達は同じ電車に乗り込んだ。















そして















kyochanが口を開いた。















「今の時点で、少なくともchocoちゃんが好きで、この先も10年、20年って一緒に居たいって思うよ」




















「今の時点ね?(笑)」




















「うーん(笑)まぁ、とにかく、これからも一緒に居たいと思ってる………今は(笑)」




















「おい、逃げ腰だなー」

「逃げ腰プロポーズ(笑)」

「私はこれからも一緒に居たいと思ってる」




















「ありがとう。一緒に居たいと思ってるよ」




















kyochanは
私に期待をさせて傷付けたくないのか
嘘を付きたくないのか
こうして笑いを交えながら
本音を伝えてくれた。















私は彼女なりの優しさだと解釈している。















そうこうしているうちに
彼女の最寄り駅に着いてしまった。















kyochanはとっさに自分の唇に手をやり
人目を盗んで、私の唇に触れた。















間接キスでこんなにも
後ろ髪を引かれたのは初めてだった。















これが、私達のプレ・プロポーズ。















お互いの気持ちを再認識できた大事な日。















これから先のことは分からないけど
“ 今 ” が未来をつくることは確か。















「なりたい二人」があるなら
そうなれるように願って動くだけ。















いつか、このプレ・プロポーズを
懐かしむ二人でありたいな。




















ちなみに………















kyochanは、その時が来たら
指輪と究極のバラ1本をくれるそうです真顔ハート















私は、、、















指輪と究極のバラ1本と…

























ビールと枝豆と…
貸切温泉宿も付けちゃうかデレデレ(笑)




















備忘録・完