ラスト僧伽全曲解説 | おまけびと

ラスト僧伽全曲解説

おまけびとも協賛しているメリシャカというサイトでチスイ君が全曲解説を掲載していたので、私もサウンド面を中心に解説してみようと思います。

1.RAILSTAR
人間椅子さんの某曲とイントロが酷似してしまいました。
以前一緒にバンドをしていた木村さんが、セッションで何気なく弾いたフレーズをもとにしてつくりました。2番以降もっと展開していくつもりでしたが、思いつかなかったのでそのままリフを繰り返して終わることにしました。エンディングはちょっとブラックサバスさんを意識しました。

2.自転車野郎
1曲目から間髪入れずに乗り物シリーズ第二弾です。私の初作詞作品。自転車を通して私の心の闇を表現しました。当初自分で歌う予定でしたが、チスイ君が試しに歌ってみたところ、私より曲にフィットしているように感じたので、プレゼントしました。

3.ノーシンキン
チスイ君の妹のケイコさんの作った曲です。作曲のセンスありますねえ。高校以来音楽は止めてしまったそうで非常にもったいないなあと思います。
chikestさんのボーカル最高ですね。ほっとします。ボイスソロも素晴らしい。

4.セミックス
この曲は形になりそうでならない状態が2年程あって、しばらく放置してあった時期を経て、アルバム制作にあたり再び曲作りに取り組み苦労の末完成しました。最後のソロがどうしても思いつかなくて、chikestさんに「なんとかしてください」とお願いしたところ、サラサラサラ~とキーボードで超かっこいいソロを弾いてくれて感激しました

5.だって僧じゃない
私の会社の1950年代の音楽好きの後輩から、エディーコクランという人のベスト盤を借りて、その一曲目に入ってた「カモンエブリバディー」という曲が超かっこいいなあと思って、こんな曲を作りたいなあと思っていたら、なんとそっくりな曲ができてしまいました。エディーさんに怒られるくらい似てしまいました。
レコーディングでは曲全編を支配するベースの音にはちょっとこだわりました。その甲斐あってか自分の理想に限りなく近い音で録れました。

6.ふたりの生活2008
今年の夏はchikestさんから借りたパフュームがとっても気に入って聴きまくっていました。そんでパフュームみたいな曲がつくりたいなあと思って、logicの打ち込み機能を初めて本格的に駆使して制作しました。いつも内助の功でおまけびとに協力してくれている妻にうたってもらいました

7.kang-show
私は子どものときから、打ち上げ打ちおろしが風雲急を告げるような喚鐘の音が好きでした。お寺で聴くことが出来るサウンドではもっともハードでラウドな響きに子どもながらにロックを感じていました。この度喚鐘をロックサウンドで表現してみようとこの曲を作りました。打ち上げ打ちおろしの打ち込みのスネアと私のギターとベースをユニゾンで合わせるのに超苦労しました。

8.世界の終わりの日
この曲は最も苦労しました。まずボーカルのメロディーがチスイ君の声域を遥かに超えていました。しかしあの手この手で最新のテクノロジーも駆使してなんとかしました。あと私の手違いでドラムの録音にちょっと失敗して、ミックスでそれをごまかす為に大変な労力と時間を費やしました。
ギターソロも苦労しました。技術的には大したことないですが橘高文彦っぽい雰囲気を醸し出せるよう努力しました。

9.ジャイアンの歌
この詩を読んだ瞬間、このコード進行メロディーしかないと瞬間で曲がひらめきました。チスイ君はウィーアーザワールドと書いてましたが、私はヘイジュードを意識しました。ちょっとひねったコード進行もビートルズっぽいなあと我ながら思います。