おまかせ経理事務代行YPP五味渕です。


YPPのメンバーは、全国(中には海外も)に点在しているため

週明けに「朝礼」などはできません。

そのかわりに、毎週月曜の朝9時ちょうどに

「私の思うこと」というメールを送っています。


社内では、通称 月曜メール と言っています。





すこし説教くさいかな、と思うときもあり、

なかには

「これは私の失敗をいわれているのでしょうか」と心配して電話をもらうこともあり

反応はさまざまなのですが、


今週月曜日の「私の思うことvol.197 【仕事の目的、背景を考えるということ】」から

とても嬉しい感想をいただいたので、

ほかのメンバーや

YPPと出会ってほしい未来のメンバーのために

ここに転載させていただきます。



まずは、配信した月曜メール(原文)です。

YPP月曜メール 私の思うことVol.197 
 2014年6月16日配信(登録メンバー383人)


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毎週月曜日、私の思いを綴っています。
一緒に仕事をする仲間とこんな思いで仕事が
できたらいいな、と思うことを書いています。
今一緒に仕事をしている方にも、
未来にそうあってほしい方にもお届けします。
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【仕事の目的、背景を考えるということ】


おはようございます。
埼玉は梅雨の晴れ間で、気持ち良い青空が広がっています。
全国的に晴れマークのところが多いようですね。


さて、ある調査で
仕事のストレスが多い人は、裁量権の少ない仕事をしていて
裁量権の多い人は仕事のボリュームに関わらずストレスがさほど大きくない、
という趣旨のことを読みました。

一概には言い切れませんが、
たしかに私自身もそう感じることがあります。

新しい仕事で、その全容がまだ理解出来ておらず、
とにかくお客様に言われたままに
マニュアル通りにやろうとするとき
「理解出来てない状態で取り組む」というのは、
かなり緊張します。

何度見直しても、どこか間違いがあるのではないかと
不安が拭えません。


しかし、初めての仕事で初めてのソフトウェアの扱いであったとしても、
その仕事がどんな目的で、何を果たせればよいかが分かっていると
確認するポイントも、疑問に思う点も絞れます。


そう考えると、反省として
メンバーのみなさんに、仕事の目的について
十分な説明がないまま
「作業指示」になっていることが
多々あるのではないか、と
思い至りました。


それでふと思ったのですが
「仕事の目的」に関心を持ち、
まずそこから尋ねる人も少ないように思いました。


大抵の打ち合わせの中で
どのくらい作業時間がかかるか、とか
どんな環境のPCで扱えばよいか、など
お互いに
その「作業をやるためにはどうしたらよいか」については
綿密に確認を進めていきます。

そのときに、
お客様はどうして欲しいか、
お客様は現状、何にお困りなのか、
どうして差し上げたら喜ばれるのか、という
いちばん肝心な部分について話しがないまま
ともすると、「作業理解」中心になっている視点があるように思い至りました。


「作業内容」を理解し、作業環境を確認することは勿論欠かせない大事なことなのですが、

同じくらい、あたりまえに
その仕事が手元にきた理由や背景を考え、
その仕事をどのようにカタチにして届けることがベストなのか、
自分の手元に来る前から離れたあとのことを考えて
仕事の、全体を見渡してみると
おのずと自分なりの判断がある程度出来てきます。

たとえ指示書に不備があったとしても、全体の流れや目的を理解していると
「この指示では不足」と気付け、
事前にお客様に相談や確認をすることが出来ます


一方で、言われたことを「言われたとおりにやりました」とだけやっていると
「よくよく考えてみたら、この作業指示通りではいけなかったね」ということにぶち当たります。


仕事とは言われたことをやることではなく、
誰かのために何かをやって
役に立つこと、であり
そのときには、決まっていることを教えてもらって考えなしにやる、のではなく
参加する一人として
「考えながら判断しながら進む」のが
正しい仕事のあり方です。


メールを送るときに入れるCCでも
そのときに選ぶ挨拶の言葉でも
宛先にする関係者の順番でも

全体の流れを理解するときと
そうでないときでは
「判断」できる範囲や、気づける範囲、抱く質問が違ってきます。


そして、冒頭の話しのように
自分のなかで小さな小さな判断の積み重ねを経験値として積み重ねていき、
やがて、仕事の「裁量」が広がっていくのだと思います。

悲しい出来事には、青天の霹靂という突然のことが起きますが、
自らの成長など嬉しいことというのは
えてして一足飛びには激変せず
一日あたりの変化はごくごく僅かなものだったりします。

でもその一日ずつの積み重ねで
コツコツと時間を重ねて得たものは
結果、とても強く
その人柄を作り上げ
そう簡単になくならない、大切な財産になります。


同じ仕事時間を過ごすなら
ぜひ、心がけ一つ、視点一つ
ていねいに持ちたいと
今日も自戒を込めて書きました。


今週も笑顔あふれる一週間になりますよう。


YPP
五味渕のり子

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そして、それに対するMさんの感想メールです。




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いつも月曜日のメールを楽しみに読ませていただいております。

今回のテーマは、私が先月初めてお仕事をさせていただくにあたって、

色々と感じていたことに関連しているなと思い、

五味渕様の思うことを読んだ私の思うことをメールさせていただきました。



先月帳簿作成の業務をさせていただきました。

資料をいただいてから、資料を拝見する中で

YPPとお客様の間で、どういう指示や打ち合わせがあるのだろう・・・

どこまでやってお客様に納品になるのだろう・・・

どこまでやって私がYPP様に完成納品になるのだろう・・・

この仕事の目的は何だろうと・・・

色々感じ戸惑いながら作業を進める形になっておりました。


結局お客様の背景・目的を考えてはいたものの、

それを理解できないまま、作業指示のもと受身で取り掛かっていました。

そのようないろんな思い・戸惑いががあったにもかかわらず、

そのことを私自身がYPP担当者様に聞けなかったことを

今回の初作業で大変反省しました。


そんな中、その後のYPPのお仕事メールの内容を見ていたら、

少し前より内容が詳しく書かれているように思いました。


また今回のこのメールを読んで、五味渕様の思いがすごく伝わってきました。


その思いがお客様にも他のメンバーにも伝わり、

これからますます発展していくのだろうなと楽しみなりました。

そんなYPPのお仕事に少しでも携わっていきたいなと改めて思い、

また機会がありましたら何かのお仕事に応募していきたいと思いました。



今後共よろしくお願いいたします。


三重県在住  M


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三重のMさん、ありがとうございました。


事務所にいると、ついつい、わかっている気になって

説明不足なまま、仕事を渡していることがあります。



月曜メールにも書いたのですが、

今までの業務メールは

その仕事が生まれた背景や、お客さまのこと、

その仕事の真の目的や目指す姿をお伝えするよりも、

作業手順や納期や件数などが圧倒的に多かったと反省しています。



お客様と会えている事務所の私たちが

できるだけその情報を共有できるように心がけるきっかけを下さり、

本当にありがたい感想メールでした。



これからも、Mさんのいうように

現場の声を活かして

みんながよりよく仕事できる場づくりを

続けていきたいと思います。



そして、月曜メールは

あいかわらず、説教くさい 生真面目な内容になりますが

毎週、心をこめて書き続けたいと思います。



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一人でも多くの人に仕事の喜びを

おまかせ経理事務代行YPP