ロータスエスプリ
2008.12.05記録

日本模型 ロータスエスプリ1975 1/24 モーターライズFA-130モーター 単3電池×2本使用。
ロータスエスプリのリヤヴュー
<ストーリー>
Q課から支給された特殊装備車両のロータスエスプリは、1977年公開、『007私を愛したスパイ』で衝撃的デビューを果たしました。今回のシリーズで*通算4台目となるエスプリは所謂ボンドカーとしてはアストンマーチンDB5に続く次世代、ボンド映画の高性能カーだったと言えます。*ボンドカーの変遷は(1.ベントレーマークⅡコンチネンタル 2.アストンマーチンDB5 3.アストマーチンDBSとボンドカーは初期の作品から数えて3台が続きました)『私を愛したスパイ』で初めて登場する白いロータスエスプリは、数々の秘密兵器を搭載し、スクリーンで思う存分に活躍する様はこの映画の一番の見所と言って良いでしょう。注目のシーンは地中海イタリア半島の先、サルデーニャ島の曲がりくねった道をエスプリが高音域のエキゾースト・サウンドを響かせながら疾走し、執拗に迫りくるヘリコプターの追跡を躱しながら海中へとダイビングするシーンは見ていて壮観であります。何でも、サブマリンに改造されたエスプリは10万ドルの巨費を使い製作されたスー
パーカーなのだそうです。第5作“YOU ONLY LIVE TWICE”で初代、ボンド役を降りてしまったショーン・コネリ−以来、007シリーズは暫くその方向性は定まらず、物語の展開及び主役のキャラクター作りにはなかなか苦労したようです。シリーズ10作目にしてイオンプロダクションは、ロジャー・ムーア主演による、強靱でより一層タフ

な新たなるジェームズ・ボンド像を築き上げました。物語は、海上で東西両陣営の原子力潜水艦が相次いで消息不明になる事件が頻発しました。そこでボンドが事件の解明に乗り出します。今回は、エジプト・カイロに英・ソ共同作戦指令室を設け、痩身で俊敏なる東
側女性諜報部員とコンビを組みながら、ボンドが果敢に挑むストーリー展開が見物です。

映画第2の見所は、世界的野望を企むストロンバーグが作り上げた海底要塞『アトランティス』であります。海上での特撮シーンはSF映画に出てくる曲線を駆使した未来建築物のようでその姿は美しいです。(特撮はあのサンダ−バードを手掛けたデレク・メディングス)この映画から再び美術担当のケン・アダムが加わりイオンプロダクションの用意する秘密兵器も、世界の好事家達が作った珍妙なる小道具をニュースから、いち早く見つけすぐ採用するあたりは『私を愛したスパイ』でもその実力は遺憾なくが発揮されました。今では一般レジャー化されたマリン・スポーツの必須アイテム、ウエットバイク(水上オートバイ)も映画が公開された1977年当時は、『おー、これは一体なんだ』と観客は好奇の眼差しでそれを見つめていました。ロジャー・ムーア版007の評判は上々で続編『ムーンレイカー』そして『ユア・アイズ・オンリ−』『オクトパシー』へと続きました。それにしても、『私を愛したスパイ』のボンド・ガールKGB女性諜報部員役のバーバラバックは緊張感あふれる小作りの美人でとても良かったです。グラマーな美女とある時 はオーストリアの山小屋で、またある時はエジプトへピラミッドを見ながら痩身美女と豪遊。途中で怪力男ジョーズとの格闘ありと、娯楽の頂きにいつも観客を誘うボンド映画。大人になって再びボンドとビデオで再会すると金髪美女ばかりに目がいきつい『くいっと』となる自分に歳月の流れを感じました。オープニングの主題曲に耳を傾ける時、美女の舞う、エロティックなシルエットが目に浮かびます。優雅に曲を歌い上げるカーリー・サイモン。『う~ん、やっぱり007は男女フェロモン満載!』と感慨に浸るのは私だけでしょうか?
<実車について>1975年に発表され、販売は1976年から。エンジンは2リッター4気筒にロータス製ツインカムエンジンを搭載したミッドシップ。2シータ−カーで出力は160HPで最高時速は220km/hにも達します。
ミッドシップエンジンはプラスチックにモールドされているだけですが、細かく彫刻されていてなかなか趣きがあります。
<製作日誌>

座席シートのチェック柄は透明デカールに色付けして、ボールペンで線を引いて仕上げます。
車内インテリアは細かく再現され、充実しています。電池は蓋付きで車体裏からスムーズに交換できます。
単3電池ボックスとFA-130モーター
またステアリングは前輪タイヤと連動して可動するのが面白いです。ミッドシップエンジンは一体成形処理ですが精密な出来映えで良い雰囲気だでした。ロータスエスプリは、今回製作したニチモのキットの他にグリップ社から箱絵に映画のタイトルが入った1/24キットとバンダイ1/16のビッグスケールキットがあり、フアンの間に知られています。ニチモのロータスエスプリは、実車を詳細に取材していて、モデルのスタイリングに好感が持てました。念入りに作り込まれた車内インテリアと塗装色について細かく指示が
書き込まれていましたが、座席シートの背もたれ部については線を描いて下さいとありました。(つまりタータンチェック風な線模様を描いてくれというのであります)さて、どうするか?私は、透明デカールを用意して、色を塗りそしてボールペンで線を引いてみます。デカールが破れてしまいました。2回は失敗したと思います。やっとチェック柄のデカ−ルが完成してから、モーター配線、ギヤの取り付けにかかります。そうそう、このキット、一応タイヤとステアリングが可動するのが、面白かったです。車体を組み上げると、メータボックス、メーターパネル、ダッシュボードを指示通りに塗装します。付属のリトラクタブルライトはオプションで取り外し可能。鑑賞時にはボディーに乗せるだけのものでした。
ミッドシップエンジンはプラスチックにモールドされているだけですが、細かく彫刻されていてなかなか趣きがありました。電池の入れ換えは車体裏から蓋を開けて行うので、作り上げたプラモデルに余分な力が入らず助かりました。
感想:自動車モデルを久しぶりに作ってみました。暫く作っていなかったので、悪戦苦闘しながらも何とか完成に漕ぎ着けました。全体的によくまとまっているキットですが、モータを入れて室内を組み上げてい
く工程の間に塗装を済ませなけねばならず、整うまでかなり時間がかかるキットでした。余談になりますが、映画ではエスプリが海面から砂浜に上がってくるシーンがあるのですけれど、あれどうやって撮影したのでしょうか?エンジンが止まら
ずそのまま砂浜まで走って行く。実に不思議でした。





