先日、ヤフオクで1円で落札した50年代の引伸しレンズE-Lucky Anastigmat 75mm F3.5はお粗末な描写力でしたが、もしかすると素人が分解した個体だったのではないかとの疑念が湧き、ヤフオクで別の個体を手に入れてテストしてみました。
実写テストの結果は以下の通りです。
ピントは真ん中奥のマンションに合わせています。
絞り開放から周辺光量の低下もわずかで、十分な解像力を発揮しています。コントラストも良好で、以前に入手した個体とは明らかに次元の違う描写性能です。
ただし、以前の個体と比べるといくつかの違いがあって、直ちに以前の個体が素人分解によるジャンクだったとは断言できません。外観は同じながら2つの個体には以下3点の違いがあり、大幅なモデルチェンジの可能性も残ります。
①絞り目盛
以前の個体…3.5/4.5/6.3/8/12/18
新しい個体…3.5/4/5.6/8/11/16/22
②絞りの回転方向(正面から)
以前の個体…時計回りで絞り込み
新しい個体…反時計回りで絞り込み
③フランジバック
以前の個体…64.5mm
新しい個体…66.5mm
以前の個体のシリアル番号No.183871に対して新しい個体はNo.619574と相当な違いがあり、モデルチェンジによって光学性能が格段に向上したという可能性もありますね。


