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いつもブログをご覧いただきありがとうございます!
田舎暮らしの30代サラリーマンOMです!

 

近頃は少しずつ涼しくなって、過ごしやすくなってきましたね。

エアコンの稼働率が下がってきて、少しは電気代が安くなるといいなと思います。

 

 

今までに子どもの教育に関する記事を少し書きましたが、今回もソレです。

【頭のいい子にする最高の育て方】を読んでみました。

 

今回の著者は非常に勉強熱心で、国内外の大学や研究機関の論文を読み漁り、

そこで得た知識を子育てに役立てるというスゴイ行動力のある方です。

 

個人的に関心を持ったのは下記の点です。

  1. 両親の性格パタンは子どもにも遺伝する部分があるので、
    両親が苦手な環境に子どもを置いて育てようとしても、上手くいかない
  2. 子どもが"楽しいからやっていること"に対してご褒美はダメ
  3. 人間は評価されたとおりに変わってしまう
  4. 知性を育む遊び方により、抽象的思考力、空間認知能力が鍛えられ、
    これらによって楽しみを生み出す力が養われる
    抽象的思考力を鍛える遊び:想像遊び(ごっこ遊び)、受容遊び(絵本)
    空間認知能力を鍛える遊び:機能遊び(体を動かす)、創造遊び(積み木)

1.性格の影響

性格は環境的な要因が大きいと思っていたので、ちょっと意外に思いました。
ドーパミンD4受容体という遺伝子の長さが、
冒険好き、新しいもの好きになるかどうかに影響するらしいのです。
これは遺伝子レベルの話なので、身長などと同様に、
どうにかできるものではないようです。
自分が社交的ではないのに、無理してそういう場に慣れさせようとするのは
良くないということですね。
 

2.子どもの褒め方

これも、好きなことはドンドン褒めたほうがいいと思ったので意外でしたね。

スタンフォード大の研究で調査されたようです。

絵描きが好きな子どもをA,B,Cの3グループに分け、

Aには、絵を描く前に、絵を描いたら賞状をあげると言って、賞状を渡し、

Bには、絵を描く前には何も言わず、絵を描いた後に、サプライズで賞状を渡し、

Cには、絵を描く前には何も言わず、描いた後にも何も渡さない、

ということをしました。

それから1,2週間後、自由時間の子どもたちを見ると、B,Cグループは、

今までと同様に好きな絵描きをしていたのですが、

Aグループは絵描きに費やす時間が半分程度になってしまったのです。

どうやら、楽しいからやっていたことに対して褒美をあげてしまうと、

そのことへの興味が薄れてしまうようです。

これから色々な事に興味を持つであろう我が子に対しては、

注意しないといけないなと感じました...

 

3.人間は評価された通りになる

これはなんとなくわかるのではないでしょうか。

血液型占いがわかりやすい例だと個人的に思っています。

A型は○○、B型は××、といった感じに型にはめて考えたり、言われたりすると、

自分はそういう人間なんだと思い込んで、その特徴にあった部分の記憶が強くなり、

それに適合した振る舞いをしがちになる、といった感じです。

子育てに応用する場合は、なかなか時間通りに動いてくれない子どもに対して、

"あなたは時間を守る子だね"と普段から言ってあげると、

本当にそういう子になるらしいです。

親側に心の余裕がないと難しいかもしれませんが、

こういう働きかけ方は素敵だなぁと思います。

 

4.遊び方について

このように明確に分類して意識していた人は少ないかもしれませんが、

これも何となくイメージできるのでないでしょうか。

我々大人にとってのアタリマエは、子どもにとっては難しいことだったりするので、

これらの各能力は段階的に習得させてあげないといけないのです。

 

色々な事を同時に意識するのは大変ですが、

幼児期は大切なので、大事に育ててあげたいですね。

 

詳しいことを知りたい人は、是非、本を読んでみてくださいね。

それではまた!