高感度ノイズ写真
たまにはカメラの話でもしようと思います。
先日 ヤフーオクションにて2000円くらいでまたオールドレンズを買いました。コシナ製の28-70mmF3.5-4.8(OMマウント)というレンズで、ちょっとよくわからないものなのですが、いずれにしてもスペックからしてたいして良いレンズではなさそうです。この時代のズームレンズはたぶんそんなにきれいには写らないと思います。
でもけっこう小さくて便利そうなので、ちょっと使ってみようと思います。
E-M1mkII COSINA 28-70mmF3.5-4.8
それでいろいろ考えたのですが、カメラ内の設定を変更して、
・ISO感度を最大の25600で固定
・シャープネス-2
・彩度-2
・高感度ノイズ低減(強)
という設定で撮ってみることにしました。目標はなるべく画質を落として撮影すること。昔のハーフカメラ写真のように解像度が低くてぼんやりした写りと霞んだ色に近づければと思います。
(高感度ノイズ低減とはISO感度をたくさん上げた際に生じるデジタル的なノイズをマイルドにしてくれる機能です。ギザギザした角が塗りつぶされたような感じになります。その代わりシャープさがなくなるのでOFFにする人も多いです。昼間は普通使いません。)
どうでしょう、なんとなくハーフカメラで撮ったような感じの写真に見えなくもないような気がします。さきほどのレンズが写っている写真と比べてもふんわり感があってゆるーい感じです。(PC画面サイズで見るとなかなかです)
ちなみにシャッター速度はE-M1mkII最大の8000まで使っています。それでも足りないので可変式の安いNDフィルターで減光して対応しています。
モノクロにしてみるとこんな感じです。
低解像度の古いズームレンズがむしろ良い味を出してる。昭和のころの映画やテレビってこんな画質だったように思います。
今回は低性能レンズでふんわり撮影でした。ちょちょっと設定をいじっただけでしたが、けっこう雰囲気出ているように思います。画像ソフトであとから変更は加えていません。(めんどくさいです。)
カリっカリの解像度で撮れるカメラでこういう写真が撮れるというのも面白かったです。カメラ内設定だけのお手軽撮影というコンセプトで、もうちょっといろいろ試しながらやっていこうと思います。