とんてきに舌鼓を打ったあとは初日のメイン訪問先である【御幸毛織 四日市工場】へ。
御幸毛織は日本で最高の品質を誇る紳士服地を作られる生地メーカーさん。
夏は涼しく型崩れしない盛夏向き服地【シャリック】
秋冬は写真の【ナポレナ】など、日本の風土にベストマッチした服地を作って下さいます。
当店にもバンチブック(生地サンプル帳)が数冊ありますが、安心の高品質で人気が高いです。
私は30年前に、当時名古屋にあった工場を訪問しておりますし、最近入社した、最近までまさに
御幸毛織の社員だった長谷川を除いては初めて訪問する御幸毛織。
しっかりと勉強したいと思います。
四日市の宮川という綺麗な水が豊富に流れるこの地に工場を構えて86年。
海外の一流ファブリックと肩を並べる品質の生地づくりは、この地だからなし得たことが解ります。
羊毛から糸へ。
糸から織物へ。
そして染色ですが、これは2種類の方法があります。
まずひとつは【先染め(トップ染め)】と呼ばれるもの。
つまりこれは糸の段階で染色する手法。

時間をかけて染めていきます。
もうひとつは生機(きばた)と呼ばれる白い織物の状態に先にしてしまい、後から染める【後染め】と呼ばれる
手法。
同じ無地でも風合いは異なります。
主に制服などは後染めで、そして高級感を求められるものは先染めで仕上げることが多いのだとか。
先染めの無地は、無地であっても少し味わい深い仕上がりになります。
染められた糸をションヘルという古式ゆかしい機(はた)織り機で、ゆっくり時間をかけて
生地にしていきます。
スピード重視の生地メーカーが多い中、ションヘルにしか出せない風合いを御幸毛織さんは求めておられます。
さらにここからが品質の高さの秘密!
仕上げには手間はかかるんだけど、風合いを美しく保つために天然石鹸で洗うのだそう。
それとオープン洗い工程にて、洗い棒に天然の木材を宮大工に依頼して成型されたものを使用するというこだわりよう。

こんな過程を踏んで作られた御幸毛織の生地。
多くの職人さんの手によって作られたこの素晴らしい生地の良さを、
我々のお店のお客様にも、しっかりとお伝えしていかねばならないとスタッフ一同、肝に命じました。











