ドイツに引っ越してきた時、戸惑ったのが、
私の数字の書き方はドイツでは通用しないということでした。
「通用しない」は言い過ぎかもしれませんが、
読む人が私の書いた数字を違う数字と勘違いする可能性がある、
ということです。
今まで日本とドイツ以外では二か国で生活したことがありますが、
数字の書き方が違うと指摘されたのはドイツが初めてでした。
ドイツに来たての頃、
滞在許可証や結婚の手続きで住所や電話番号を書くたびに
夫に数字の書き方を注意されて、ちょっとしょんぼりしました。
手続きを手伝ってもらうのはまだドイツ語ができないから
しょうがないとして、
数字すらちゃんと書けないんだなあ~と思うと、
もっと色々勉強してドイツに慣れないと、と考えさせられました。
例えば、私の「7」はドイツ人には「1」に見えるらしく、
こんなふうに、私の通常の「7」に一本線加える必要があるらしいです。
また、夫の家族で小学生の子が、
二桁の数字を一の位の数字から書いているのを見かけたことがあります。
ドイツ語では二桁の数字の場合、一の位から読むからかもしれません。
例えば、27なら、
siebenundzwanzig(7と20)と読みます。
(これも慣れるのに苦労しました。)
夫に訊いてみると、彼の場合は、
聞き取りをしている時は十の位の前に一の位が聞こえるから
一の位の数字を先に書くと言っていました。
外国に住むと日本では簡単にひとりでできることが難しいこともありますが、
その代わりに面白い発見がたくさんあって楽しいです。