~他責思考の心理~



・他責思考とは

     自分以外に責任の所在を求める。

自分の行いに対してではなく、相手の言動や

その時の環境が「自分をそうさせた」と

考える。



~他責思考を持つ人の特徴~


・消極的で他人任せ。責任を負いたくない

心理から仕事の放棄や問題解決に関わろうと

しない傾向が強い。


・トラブルが生じたとき、責任から逃れる

ために、言い訳(責任転嫁)に走る。または

トラブルの責任を他人に押し付ける。

※単にプライドが高いだけの場合もある。


・自分に責任がないため、行動を省みない。

結果、同じミスを繰り返す。


・ミスを受け入れると自分が悪かったと

認めることになる。叱責を受けたり

立場が悪くなる可能性を考えて謝罪を拒否

する傾向がある。他責思考(自分が正しい。

相手が間違えているという考え)から、

謝罪をする必要性がないと思っている。



~他責思考の心理~


①叱責や指摘の回避

     叱責や指摘を受けたくない。極端に

プライドが高い人や、極端に打たれ弱く

傷つきやすい人は他人からの叱責や指摘に

恐怖や嫌悪を感じており、受け入れ難い

ものである。一種の防衛本能で『自分を守る

ために相手を攻撃』している。


②承認欲求、自信の過剰

     自分の良い評価を周囲へアピールしたい

という気持ちが強く、失敗を恐れる傾向が

強い。プライドが高い人も「失敗が怖い」、

「自分が失敗するわけない」という感情が

あり、ミスを素直に受け入れられない。


③外発的動機づけによる責任感の低下

     報酬によってモチベーションを上げて

いる人は、それを受けとるためにとる行動に

対して興味を持っていない場合が多い。

行動に対する責任感が希薄になり、

積極的に動く意思が弱くなる結果、他人

任せになる。


④行動への慣れ

     行動に慣れてルーティン化すると

「自分のすべきことはこれだけだ」という

心理状態になりやすい。行動の改善や、

新しく行動を始める気持ちが低下。

面倒なことや責任あることは他人に任せる。

(やらなくてもいいならやらない思考)


⑤自己肯定感の低下

     自分に自信がないから、過度に指摘を

否定的にとらえてしまう。自分の心を守る

ためには「敢えて関わらない」方が安心。

自ら物事を引き受ける気力が低下する。


「怒られたくない」、自分で決めない、

外発的動機によってモチベーションを

保つ、「自分が悪いと認めたくない」心理

によって、他責思考が生まれる。



~他責思考への対策~

・外発的動機づけから内発的動機づけに

変えていく。

例)本人に決めさせ、本人が決めたことは

      責任もってやりきってもらう。

・長期的な視点を持ってもらう。

例)「貴方がそうする(他責する)ことで、

      貴方の評価、信頼が損なわれます。

      失敗を認め、改善していく方が評価、

      信頼が戻るし、人として尊敬できます。」



※相談を受け、取り急ぎまとめました。