MINnD2050の準備段階の5つの主要な活動分野に関して、今日現在、それぞれワーキンググループが立ち上げられています。
そのうちの1つである「標準化WG」での課題として、以下の事項が取り上げられています。
1.国際機関との規格開発の継続:
- 国際土木学会 (ISSMGE)
- 欧州標準化委員会 (CEN)
- 国際標準化機構 (ISO)
- 英国規格協会 (bSI)
- 地理情報オープンジオコンソーシアム (OGC)
2.IFC4.3 利用事例の実装プラットフォームの開発:
- 鉄道分野で aIFC4Rail プロジェクトに基づいて
3.IFC4.4 の開発と ISO 規格化への支援:
- 分野横断領域でのコラボレーション (例: ケーブル管理)
4.新たな国際プロジェクトへの参加 (bSI、OGC など):
- 土木工事
- 海洋工事
- 水路工事
- 空港工事
5.知識の普及: 関係する国内外の機関を通じて
- 都市交通研究所(CETU)
- フランストンネル・地下空間協会(AFTES)
ここで、注目したいのは、IFC4.3を鉄道分野で適用する実装プラットフォームの開発と既にIFC4.4の開発と国際規格化が目指されていることです。
これらが実現すると、ISO規格化されることは確実であり、日本は全く手の届かない内容が国際規格化されていくことになることが懸念されます。
今後も、フランスのMINnD2050から目が離せないように思います。