英国の土木技術者協会(ICE)のHPに、2020年11月17日付けで「建設産業におけるブロックチェーン技術」(Blockchain technology in the construction industry)と言う書き込みがありました。
その中に大変興味深い以下の内容がありました。
①ブロックチェーンは、BIMと一体となって、建設プロジェクトに関するデータの唯一のソースを構築する。
②このブロックチェーンと一体となったBIMモデルは、建設資産のライフサイクル全般について、設計・施工のみならず、運用及び維持管理を支える信頼性の高いデジタル・ツウィンとなる。
③ブロックチェーンに記録される材料の履歴情報は、廃棄物を削減し、高い信頼性を持つ製品やサービスの品質確保を可能とする。また、調達に関する予見性のみならず、プロジェクトの完成見込みも高める。
英国は、IFCとCOBie、更にブロックチェーンと3D モデルで、長期に亘るデジタル・ツウィンを構築していくシステムで世界をリードしようとしている意気込みが読み取れます。
実際に、ISOでは既にブロックチェーン及びDLTに関する用語規格がISO22739:2020として出版されおり、2021年には「法的拘束力を持つ少額契約」及び「参照アーキテクチャー」に関する規格の出版が予定されています。
関心をもってこの動向を中止していく必要があるように思います。