僕はこの牢獄から出ることは出来ない。
出ようとしても出口が存在しないのだ。

この牢獄からは幾億の世界が螺旋の様に僕の上を廻るのが見える。

僕は此処に囚われたのだ。誰によってこの牢獄に囚われたのか分からない。

一つだけ言えることはこの世界は螺旋の中から外れていると言うことと僕は幾億の世界に干渉出来ないことだ。

ふと後ろに気配を感じて振り返ると謎の少女がいた。その少女は僕に語りかけてきた。
「此処にいる私は貴方の記憶が作り出した幻なの。貴方の強い願いが私という存在を作り出した。」

僕は彼女に語りかけようとしたが声が出ない。
それでも彼女は僕の言いたいことを理解したようで僕の質問に応えた。

「貴方は此処から出られない。貴方は未来永劫この螺旋の牢獄に囚われるのよ。私は貴方の…………」

彼女は僕の何かを伝えようとしたが消えてしまった。

そして僕の記憶は途切れた。